カジカガエルを守ろうプロジェクト
カジカガエルの鳴き声が聞こえる豊かな自然環境を未来に残そう!

【すこやかな成長を願い】
6月23日、「TOYOTA SOCIAL FES‼2024」が鳥取県三朝町小鹿地区多目的研修会施設(バンビセンター)と同町神倉地区の山林で開催されました。カジカガエルが生息する三徳川源流域の清流と生息地を守るために活動する三朝温泉かじか蛙保存研究会(門木光明会長)と一般参加者ら計40人が、カジカガエルの観察や生態について学んだほか、苗木に取り付ける樹木タグを作成し、100本の苗木を丁寧に植えました。

【三朝町のシンボル カジカガエル】
あいにくの雨模様でしたが、家族連れや職場の同僚らと参加した40人が、県内外から同町を訪れました。一つ目のプログラム座学は、同町小鹿地区多目的研修会施設で行いました。同研究会の塩谷俊樹事務局長が、同研究会の活動説明やカジカガエルの特徴を映像や音声を交えながら解説。実際に三徳川に生息するカジカガエルとオタマジャクシを紹介すると、初めて間近で見る参加者は、その姿を食い入るように観察しました。

【樹木タグに願いを込めて 未来へつなぐ植樹活動】
雨も落ち着き、同町神倉地区の山林へ移動した一行は、同研究会のメンバーから苗木を植える注意点や手順を確認し、作業に取り取りかかりました。1~2㍍程度間隔をあけて穴を掘り、その穴に苗木を入れ、苗木の根元が隠れるように肥料を混ぜた土を被せます。その後、苗が倒れないようにしっかりと手や足で固め、誤伐防止テープを巻き付けます。参加者らは、用意されたミズナラ、クヌギ(落葉樹)、アラカシ(常緑樹、2〜3年に1回落葉)の苗木計100本を約1時間かけて丁寧に植樹。「未来へつづけ」「大きくなあれ」「カジカガエルの鳴き声を聴いて三朝町のことが好きになりました」などと願いがつづられた樹木タグを苗木に添え、成長を願いました。

【豊かな自然を 後世に引き継ぐ】
同研究会は、「森を守る事により川や海の自然を育む」というテーマのもと、過去27回の植樹活動を継続してきました。地道な活動が肥沃な土壌を作る植樹は、長期的に活動を継続しなければいけません。豊かな自然環境を後世に引き継いでいくために、今後も鳥取県の豊かな自然を守る意識を持つ多くの方々と連携し、この活動を続けていく意義を再認識しました。

◆主催:新日本海新聞社、三朝温泉かじか蛙保存研究会
◆後援:鳥取県
カジカガエルの鳴き声が聞こえる豊かな自然環境を未来に残そう!
カジカガエルが住む三徳川の水源に広葉樹を植えよう!

【カジカガエルの鳴き声が聞こえる 豊かな自然環境を未来に】
6月25日、TOYOTA SOCIAL FES‼が三朝町高橋地区の山林で開催され、カジカガエルが生息する三徳川源流域の清流と生息地を守るため、植樹活動を行いました。
同日は、同町小鹿地区多目的研修会施設(バンビセンター)でカジカガエルの観察や生体について学んだほか、公立鳥取環境大学の学生EMS委員会がプラスチックゴミ問題をテーマに座学を行い、環境保全に対する意識を高めました。

【カジカガエルのふる里・三朝】
カジカガエルの鳴き声が響く恋谷橋に早朝から続々と地元住民や親子連れら70人が集まりました。1つ目のプログラム・座学では、三朝温泉かじか蛙保存研究会の塩谷俊樹事務局長が、活動説明や生体の特徴をクイズを交えながら解説。実際に三徳川に生息するカジカガエルも紹介しました。初めて間近で見るその姿に、参加者からは驚きの声が上がっていました。
また、公立鳥取環境大学の学生EMS委員会の5人が、プラスチックゴミ問題をテーマに発表を行い、日常的に実践できるゴミの削減案を発信。参加者と一緒にカジカガエルのふる里・三朝や自然を守る意識を高めました。

【苗木の成長を願い、 丁寧に植樹】
2つ目のプログラムは、同町高橋地区の山林で行われた植樹活動。苗木を植える順序や注意点を確認し、作業に取り掛かりました。参加者は、3種各40本と同町の賀茂保育園の園児が育てたドングリ8本を加えた計128本の苗木の成長を願いながら、約1時間かけて丁寧に植樹。「小さな力だけれど5、10年後に木が育ち、環境が守れていたらいい」「初めての経験で大変だったが、大きくなった姿を見に、また三朝に来たい」と活動を振り返りました。

【地道な活動が 肥沃な土壌を作る】
三朝温泉かじか蛙保存研究会(門木光明会長)は、「森を守る事により川や海の自然を育む」というテーマのもと、過去26回の植樹活動を継続してきました。地道な活動が肥沃な土壌を作る植樹は、長期的に活動を継続しなければいけません。
今回、公立鳥取環境大学の学生や親子連れなどが積極的に参加し、若者の情熱とエネルギーがあふれる活動となりました。豊かな自然環境を後世に引き継いでいくために、今後も鳥取県の豊かな自然環境を守る意識を持つ多くの方々と連携し、この活動を続けていく意義を再認識しました。

◆主 催:新日本海新聞社、三朝温泉かじか蛙保存研究会
◆後 援:鳥取県
カジカガエルの鳴き声が聞こえる豊かな自然環境を未来に残そう!
カジカガエルが住む三徳川の水源に広葉樹を植えよう!

【TSF!!2022】鳥取開催
【三朝町のシンボル カジカガエル】
「TOYOTA SOCIAL FES‼」が三朝町神倉地区の山林とオンライン配信と同時に開催されました。カジカガエルが生息する三徳川源流域の清流を守るため、広葉樹の苗を植えたほか、木々の役割について実験を交えながら学び、環境保全に対する意識を高めました。

【生息地を守るため 広葉樹を植樹】
心配されていた天候にも恵まれ、汗ばむほどの陽気となった10月2日、集合場所の三徳川に架かる恋谷橋脇の河川敷には、続々と参加者が訪れ、地元住民や親子連れ、学生ら約63人が参加しました。現地活動の参加者は、5台のマイクロバスで植樹会場まで移動し、三朝温泉かじか蛙保存研究会の塩谷俊樹事務局長の作業説明を受けた後、汗を流しながらクヌギやコナラなど苗木150本が大きく成長するよう願いを込め、一本一本丁寧に植えていきました。

【地道な活動が 肥沃な土壌を作る】
三朝温泉かじか蛙保存研究会の門木光明会長は「森を守る事により川や海の自然を育む」というテーマのもと、26回の植樹活動を継続してきました。参加者らを前に、同会の塩谷俊樹事務局長は、これまでの活動とカジカガエルが生息する環境を守るためになぜ森林が必要なのか、葉っぱを用いた実験を交えて説明。参加者らは、葉を入れた条件が異なる3本のペットボトルに石灰水を入れ、植物が二酸化炭素を吸収する様子を調査。植物が持つ役割と活動を継続することの重要性を学びました。
現地活動を終えた参加者からは「毎年家族で環境問題を考える機会になっている」「豊かな資源や美しい自然を残すために必要な木。愛を込めて植樹した」といった声が上がっていました。

【豊かな自然環境を後世に 引き継いでいくために】
本年度も「カジカガエルの鳴き声が聞こえる豊かな自然環境を未来に残そう!」の目的のもと、県内外から環境問題に対する意識が高い多くの参加者が集まりました。保全に取り組む地元団体と協力し、これまでの活動成果や継続した植樹活動の重要性を知る座学もあり、より一層、活動が広がる機会となりました。また、公立鳥取環境大学の学生や親子連れが積極的に参加し、若者の情熱とエネルギー溢れる活動となりました。今後も鳥取県の豊かな自然環境を守る意識を持つ多くの方々と連携し、この活動を続けていく意義を再認識しました。

◆主 催:三朝温泉かじか蛙保存研究会
◆共 催:新日本海新聞社
カジカガエルの鳴き声が聞こえる豊かな自然環境を未来に残そう!
カジカガエルが住む三徳川の水源に広葉樹を植えよう!

【TSF!!2021】鳥取開催
【9月19日に鳥取県三朝町で、カジカガエルを守る活動を現地とオンライン同時開催】
鳥取県でのTOYOTA SOCIAL FES!!は台風14号の接近に伴い、天気が心配されましたが、当日は晴れ空のもとでの開催となりました!今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現地開催と併せてオンライン同時配信を実施し、合計100人が参加してくれました。会場でも検温・消毒を行うなどコロナ対策を徹底し、カジカガエルについての座学と広葉樹の植樹を行いました。

【カジカガエルが生息する清流を後世まで残す】
会場の鳥取県三朝町は、三朝温泉がある温泉地です。ここを流れる清流・三徳川に生息するカジカガエルは、毎年5月頃から「ルルルー、ルルルー」という美しい鳴き声を温泉街に響かせ、貴重な観光資源となっています。カジカガエルが生息する美しい川を後世まで残していこうと、三朝温泉かじか蛙保存研究会は毎年、三徳川の源流域に広葉樹を植樹しています。今年は三朝町高橋地区の山林に200本の苗木を植えることになりました。

【広葉樹を植えることは地域を守ることにつながる】
活動では最初に、三朝温泉かじか蛙保存研究会の門木光明会長などから、三徳川の源流域に植樹をするようになったきっかけやカジカガエルについての生態を学びました。カジカガエルの鳴き声を聴いたことがない参加者のために、CDで鳴き声を聴いてもらいました。カエルとは思えない美しい鳴き声に参加者は驚きの表情を浮かべていましたね。広葉樹を植えることは、カジカガエルが生息する清流を守ることと同時に、大雨による水害から地域を守ることにもつながることも学びました。近年は水害が全国各地で発生しており、参加者らは広葉樹を植樹することの大切さを実感していました。

【広葉樹の苗木を1本1本丁寧に植える】
座学の後は、広葉樹の植樹です。今年はイヌシデ、クヌギ、コナラなどの苗木200本を植えていきました。今年はコロナ対策で参加者を絞ったため例年よりも長く約1時間かけて苗木を植えていきました。参加者はスコップで掘った穴に苗木を入れ、土をかぶせて1本1本丁寧に植えていきました。初めて植樹を行ったという参加者は「植樹は思っていたよりも大変だった」「今回植えた苗木がどのように成長していったかを確認したい」と話してくれました。

【オンライン開催であれば、全国各地から参加できる】
今年は初めてオンラインでも開催しました。現地にいなくても、カジカガエルについて学ぶことができ、植樹をしている様子を見ることもできたととても好評でした。三朝温泉かじか蛙保存研究会の門木光明会長は「オンライン開催では全国各地の人に参加してもらうことができて良かった。コロナが収まれば、今回オンラインで参加してもらった人にも、ぜひ現地参加してほしい」と呼びかけていました。

【多くの人と広葉樹を植樹する喜び】
三朝温泉かじか蛙保存研究会は会員の高齢化が進み、会員だけで広葉樹の植樹を行うと大変な重労働になります。こうした状況の中、TOYOTA SOCIAL FES!!で老若男女問わず多くの人に参加してもらい植樹を行うことが、とても貴重だそうです。コロナ禍でカジカガエルが生息する三朝温泉の観光客数が減り、大きな打撃を受けています。観光資源であるカジカガエルの美しい鳴き声を後世まで残していくことは、大きな意味があるんですね。参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
