深大寺の植生復活プロジェクト
陽のあたる清流を復活させ、ホタルが集まる場所にしよう!
【外来植物などが増えて植生が変わった湧水周辺】
東京都調布市にある古刹「深大寺」は武蔵野の豊かな緑と涌水に恵まれる名所で、以前はホタルを見ることができました。しかし長い年月の間に、湧水が流れる水路周辺の樹木が成長するとともに外来植物なども増えたため、光量不足となり、植生や生物に影響が出てきました。再びホタルが舞う自然環境の復活を目指し、TOYOTA SOCIAL FES! !東京では、水路の整備を行いました。
【希少種が生育する湧水を整備する活動を実施】
11月15日、深大寺内の深沙の杜に約50名の参加者が集まりました。初めに東京海洋大学の田中次郎名誉教授が深大寺に自生する植物や藻類を紹介しました。「境内にはきれいな湧水にしか生えない藻や苔が生育し、中でも黄金色の『ヒカリモ』や『カワモズク』は絶滅危惧種に指定されている希少種です」次に調布市観光協会の齊藤亀三会長からは活動内容の説明がありました。「希少な植物が自生する深大寺の清流を守らねばなりません。今日は湧水の源流地点で水の流れの妨げになる植物の除去や土砂の整備を行いましょう」
【自然に親しみながら清流の整備に汗を流す】
参加者は、一面草に覆われた雑木林に分け入り2班に分かれて、涌水が土に埋もれてしまった場所と湧水が流れる水路の2カ所で除草を始めました。「草は根元からしっかり抜こう」と声をかけ合ったり、湧水にいるサワガニを見つけたり、楽しみながら作業を進める皆さん。湧水が埋もれた場所では除草するうちに土から水が染み出し「ここに湧き水があることが分かるね」と感激する姿もありました。約1時間の作業で草や堆積した土砂は取り除かれ、水路や清流が復活しました。心地よい汗を流した参加者は、皆で力を合わせて整備した美しい景観を嬉しそうに眺めていました。
【地域の貴重な自然環境を次代に残していきたい】
閉会式では、参加者の東京都立大学3年の木藤俊太朗さんが「私は大学で苔を勉強しており、今日は多くの学びがあった。学んだ知識や視点は周りにも伝えたい」とコメント。この日は電動車のプリウスを電源にしてプリンターに給電し、参加者の集合写真の印刷も行いました。運営協力として参加したトヨタモビリティ東京・狛江店長の萩原孝之さんは「これからも地域の貴重な自然環境を次代に残す活動を続けたい」と話しました。一人ひとりが環境保全に関心を持ち、小さな行動を積み重ねることが、ホタルが集まる自然環境の復活につながります。
◆主 催:東京新聞
◆共 催:深大寺
◆後 援:調布市観光協会
◆企画制作:東京新聞メディアビジネス局
TOYOTA SOCIAL FES!! 2025 アルバルク東京Ver. With 武蔵野大学
【武蔵野大学、アルバルク東京、トヨタ自動車のコラボイベント】
3月8日、武蔵野大学有明キャンパスで「TOYOTA SOCIAL FES!! 2025 アルバルク東京Ver. With 武蔵野大学」を、武蔵野大学サステナビリティ学科有志の学生、アルバルク東京、そしてトヨタ自動車が共同で開催しました。同じお台場エリアに拠点を構える武蔵野大学とアルバルク東京が中心となり、「循環型社会を作る」をイベントテーマに、学生の研究成果や取り組みを伝え、地域に向けた理解と関心を深めてもらうことを目的として実施しました。当日は約40名の参加者に加え、アルバルク東京からはマスコットのルークや、元アルバルク東京の選手で現在もクラブに関わる正中岳城さん、そしてアリーナMCとして活躍するたつをさんも応援に駆けつけてくれました。
【サステナビリティ学科の紹介及び学生の活動発表】
武蔵野大学・白井教授によるサステナビリティ学科の紹介を皮切りに、イベント前半ではサステナビリティ学科の学生たちが循環型社会への取り組みに関した自身の研究について学生たちが発表しました。参加者からの質問に答えながら、循環型社会をより身近なテーマとして学ぶ機会となりました。また、大学の3号館屋上で栽培したハーブなどを料理に活用しているロハスカフェについても、循環型社会の取り組みの一例として紹介しました。
【屋上菜園の見学やFIKAを通じて、環境問題を体感】
3号館の屋上菜園では、学生が主体となって管理しているコンポストや養蜂の様子を見学しました。野菜クズを堆肥にして、その土で栽培した野菜を使う「食の循環」プロジェクトなどについて学生から説明があり、循環型社会の具体的なイメージを深める場となりました。その後は環境先進国スウェーデンの文化であるFIKA(フィーカ:コーヒーブレイク)の時間を設け、屋上菜園で採れたハーブを使ったハーブティーを試飲。参加者にはマイボトルの持参をお願いし、学生からマイボトルの利用促進に関する解説が行われました。クイズを交えながら、楽しく環境問題への理解を深めました。今回の取り組みを通じて学んだ循環型社会の実現に向けて、私たち一人ひとりができることから取り組みを広げ、次のアクションにつなげていきたいと思います。
◆会場:武蔵野大学有明キャンパス
奥多摩の環境を守るプロジェクト
奥多摩・氷川渓谷の自然を体感しよう!
【ゴミの放置が問題に奥多摩の自然を守ろう】
東京都の西部に位置する奥多摩町は、全域が秩父多摩甲斐国立公園に含まれ、町の中心を多摩川上流が横断する自然豊かな町。観光客の多くはマナーを守る一方で、一部の人によるゴミの放置が後を絶ちません。奥多摩の自然環境を守るためTOYOTA SOCIAL FES!! では、山道での清掃活動とウッドチップ散布を実施しました。
【美しい景観を守りたいその思いを胸に活動を】
11月23日(土)、奥多摩町福祉会館に約40人の参加者が集合しました。開会式では株式会社自然教育研究センターのスタッフで、奥多摩ビジターセンターのガイド・佐藤舞子さんが奥多摩の自然の魅力を紹介しました。「“森林美”と“渓谷美”に代表される奥多摩の自然が美しいのは、多様な生物や植物が生息しているから。この景観を守ることを意識しながら活動してほしい」。この言葉を胸に、一行は活動を開始しました。
【自然を楽しみながら山道の清掃と整備】
紅葉で色づき始めた山々を望み、吊り橋から氷川渓谷を眺め、氷川渓谷遊歩道を歩いて景観美を満喫。しかし、一見きれいに見える山道にも所々に落ちているタバコの吸い殻や紙クズなどの小さなゴミ。参加者は次々とめざとく見つけて拾います。次のプログラムは「登計トレイル」の整備です。この山道は森林セラピーロードとも呼ばれ、医学的に実証された森林浴効果が楽しめる専用ロード。地面にはスギやヒノキの間伐材で作られたウッドチップが撒かれています。ふかふかな道は歩く人の足腰の負担を軽くし、人が直接土を踏まないことで川への土砂流入を防ぐ効果も期待できるといいます。参加者は、一般財団法人おくたま地域振興財団のスタッフが用意したウッドチップが入った袋を担いで山道を運搬。ウッドチップを道に撒くと木の香りがふわっと広がり「いい香り!癒される」と喜ぶ参加者の姿もありました。
【奥多摩の尊い自然を体感しよう】
閉会式では参加した学生が「初めて奥多摩に来たが、いい経験になった。このような環境活動にまた参加したい」と感想を話しました。この日はプリウスPHEVを「電源」としてプリンターに給電し、参加者の集合写真を印刷する取り組みも実施。運営協力として参加したトヨタモビリティ東京の奥山和昭さんは「今後も地域に貢献できる活動をしていきたい」とコメント。最後に参加者に向けて「美しい自然が残っているのは、自然を守ってきた人がいるから。今日皆さんもその一人になった。またぜひ奥多摩の自然を体感しに来てほしい」と佐藤さん。自然とともに生きる未来のために、皆さんも自然の尊さにあふれる奥多摩へ出かけませんか。
◆主 催:東京新聞
◆共 催:株式会社自然教育研究センター
◆協 力:(一財)おくたま地域振興財団
奥多摩周辺の歴史や生き物を学び、清掃活動を通して自然を守る
奥多摩・氷川渓谷をきれいにしよう!
【ゴミの増加が問題に 奥多摩の自然を守ろう】
東京都の西部に位置し、森林面積が町全体の9割を占める奥多摩町。自然あふれるスポットとしてアウトドアを満喫しに多くの人が訪れる一方、近年は放置されるゴミの増加が問題になっています。奥多摩に生息する動植物と、そこで織りなす生態系のサイクルを守るため、TOYOTA SOCIAL FES‼では、奥多摩の氷川渓谷で清掃活動を行いました。
【生態系のつながりと 環境保全の意義を学ぶ】
9月2日(土)、多摩川の上流部にある氷川渓谷の川岸に、約40名の参加者が集まりました。初めに株式会社自然教育研究センターのスタッフで、奥多摩ビジターセンターのガイド・佐藤舞子さんが奥多摩の自然の魅力、生態系保全の大切さについて話をしました。「この渓谷に多く生息するカゲロウなど水生昆虫は森の植物の葉などを食べ、キセキレイなどの鳥は水生昆虫を餌にする。奥多摩の川魚の代表格であるヤマメは、森が川に木陰をつくるおかげで冷たい水の中で生きられ、多摩川の水を利用する私たちもこのつながりの中にいる。自然がゴミで汚されると生き物たちのすみかが減り、この循環が失われることを知ってほしい」。佐藤さんの言葉に、参加者は環境保全の意義を噛み締めました。
【自然を楽しみながら 丹念なゴミ拾い】
参加者たちは2カ所に分かれて清掃活動を開始。一見するとあまりゴミがないように見える川岸ですが、バーベキュー用の炭、たばこの吸い殻、鉄くず、ガラスの破片などが小石の間に隠れているのを見つけます。「細かいゴミが多い印象。他にもまだ小石の下に埋もれているのかも」と、トングで小石をどかし、根気強く探す親子も。ときには手を止めて小石に止まったアキアカネを観察するなど奥多摩の自然を楽しみつつ、清掃活動を行いました。
【自然と共生するため 未来に向けアクションを】
予想以上の量のゴミが集まり、イベントは終了。閉会式では参加者の関根菜帆さんが「奥多摩の大自然に触れて、この自然を大切にしたいと思った。今後もこのような活動に参加したい」と感想を述べました。同じくイベントに参加したトヨタモビリティ東京の奥山和昭さんは「自然は生態系の絶妙なバランスで成り立っていることを知った。これからも地域に寄り添った活動をしていきたい」と話しました。参加者に向け「今日の体験をきっかけに、奥多摩の自然や環境保全への関心を深めて」と佐藤さん。一人ひとりの行動が、自然と人が共生する未来をつくります。
◆主 催:東京新聞
◆共 催:株式会社自然教育研究センター
高尾山の歴史や自然を大学生と一緒に学ぶことで、その価値について考える
高尾山の魅力を一緒に体験しよう
【TSF!!2022】東京開催
【高尾山を守るために 私たちにできること】
東京都で初めて「日本遺産」に認定された高尾山は、豊かな自然が息づく山。しかし、登山客の増加や気候変動などによって自然環境が変わりつつあるといわれています。10月9日に実施されたTOYOTA SOCIAL FES!!では、高尾山の歴史や自然、昨今抱える課題をオンライン形式で学び、未来のためにできることを考えました。
【人間の利用や気候変動で 変わる生態系】
当日、山頂から高尾山の“今”をレポートしたのは、東京都高尾ビジターセンターのガイド・村上友和さんと環境問題に関心をもつ大学生3名・横浜国立大3年 村瀬悠さん、青山学院大3年 坂井雪音さん、中央大1年 島﨑恵茉さん。村瀬さんと坂井さんは8月にも一度高尾山に登り、村上さんから高尾山が抱える課題を学んでいました。冒頭でその時の様子を紹介。「鹿が増え、植物が食べられて減ってしまう可能性があることや、一部の登山客が植物を盗るなどマナー違反することで、希少な植物が少なくなってしまう。また、シソ科の植物『シモバシラ』の茎にできる美しい形状の『霜柱』を観察できる期間が以前より短くなった」。
【生き物たちが大切に 守られてきた山を歩く】
次は村上さんによるガイドウォークを体験。長距離飛翔する蝶「アサギマダラ」を知り、ユニークな形のキノコ「ツチグリ」などを観察しました。「広葉樹などと共生するツチグリは、高尾山のような多様な樹木が生育する環境で育つ」と村上さん。また、高尾山には歴史ある寺院・高尾山薬王院があり、あらゆる殺生を禁じてきたため、生き物は大切に守られてきました。一行は森の人気者「ムササビ」の巣探しも楽しみました。
【魅力あふれる高尾山に 登ってみよう!】
最後に、学生たちは学んだことを踏まえて同世代に伝えたいことを発表。村瀬さんは「高尾山は人間が守ってきた部分もある。今後も利用と保全どちらも大切にできれば」。坂井さんは「ここは山に棲む生き物たちの“お家”。そこに“お邪魔している”という配慮を忘れずにいたい」。島﨑さんは「高尾山は登る人によって見え方が変わる魅力ある山。感じたことをみんなでシェアしたい」。同じくイベントに参加したトヨタモビリティ東京の伊藤優子さんは「村上さんのような地元ガイドの話を聞くことで自然への理解が一層深まる」と語りました。高尾山の未来を守るためにも、今の高尾山を体験しに行きましょう!
◆主 催:東京新聞
◆共 催:東京都高尾ビジターセンター
◆協 力:Think the Earth