MIYAZAKI 宮崎 TOYOTA SOCIAL FES!! Presents マリンアクティビティで環境保全 with 宮崎日日新聞社

マリンアクティビティで環境保全 2024

最終レポート

海で遊んで海を知る!

REPORT
【多様な生物のすむ 宮崎の海がピンチ!】

食卓に並ぶ魚介類、気候の調整や水質の浄化、レジャーに癒し…。わたしたちは海の多様な命の世界から、生きていくためのたくさんの恵みをもらっています。今年のTOYOTA SOCIAL FES‼は7月27日、宮崎市のみやざき臨海公園サンビーチ一ツ葉で開催。学生や親子連れ50人が海洋生物の危機を学び、マリンスポーツと清掃活動を通して身近な海に親しみました。

【地球環境支える プランクトン増やそう】

宮崎海洋高校教諭による座学は宮崎の自然を象徴する海の汚染と海洋生物について。海水1滴に1万匹いるプランクトンは光合成によって大気中の酸素の70%を作り、二酸化炭素を海底に閉じ込める現象を画像で紹介。温度変化の少ない海水は気候を穏やかにするなど地球環境を支えていることを説明しました。きれいな水を流し、プランクトンを発生させないと魚が取れなくなることや、アカウミガメやクジラなどの体内からプラスチック片が見つかっていることにも触れ「生活の場である海を身近に感じ、環境を意識して過ごさないとしっぺ返しを食らう」と訴えました。

【海水って冷たい カヌー、SUP満喫】

「水が冷たくて気持ちいい!」。青空の下ではカヌーとスタンドアップパドルボード(SUP)を体験。乗り方を教わった参加者たちは一斉に海へとこぎ出し、こつをつかむと笑顔で波に揺られていました。最後にビーチのゴミを全員で拾いました。投棄された漁網に絡まって海洋生物が衰弱するゴーストフィッシングに興味を持ったという宮崎大農学部海洋生物環境学科4年生の2人は「海を守るためにできることを自ら行動し、ビジコンや発表の場でPRしたい」と笑顔を見せていました。

【豊かな海を守るために できることをやろう】

大きな生きものから目に見えないものまで、いろんな種類の生きものが多様につながり、重なり合ってできていることを知った参加者たち。海は思っているより身近で、多様な命の世界の住人の一人として未来の世代へつないでいくことが欠かせません。「まずはマイバック、マイボトル」「プラゴミを極力出さないよう意識したい」「アイドリングはやめよう」「晴れた日は自転車通勤もいいね」。食やレジャーで楽しませてくれる海を大切に、自分たちが守っていくことを真剣に考えた一日となりました。

◆主催:宮崎日日新聞社、マリンパークス
◆協力:宮崎県立宮崎海洋高等学校

海洋生物の座学とマリンスポーツで海に親しみ、清掃活動で継続的な環境を整備しよう! 2023

最終レポート

海で遊んで海を知る!

REPORT
【アカウミガメ産卵の 砂浜をきれいにしよう】

日向灘に面する一ツ葉海岸はアカウミガメの産卵地としても知られています。今年のTOYOTA SOCIALFES‼は8月26日、「海で遊んで海を知る!」をテーマに、宮崎市のみやざき臨海公園サンビーチ一ツ葉で開催しました。家族連れや学生など40人が海の環境や生物についての講座とマリンスポーツを通して海に親しみ、ビーチのゴミを拾いました。

【増え続ける海洋ゴミ 流出させないために】

地球上の水の97.5%は海水で、気候を穏やかにしてくれるという海。宮崎海洋高校教諭による講座では、海の生態系を支えるプランクトンは光合成によって二酸化炭素を体内に閉じ込め、自ら深海に沈み地球環境を整えてくれていることを紹介。実習でとれた深海魚の体内にあったスリッパやプラスチックゴミを見せ、「海の生き物が地球環境に警鐘を鳴らしている」として「生き物を苦しめるゴミや油を海に流出させないことを考えたい」と訴えました。

【カヌー、SUPを体験 波に揺られ「最高!」】

海上ではカヌーとスタンドアップパドルボード(SUP)の体験も。インストラクターから乗り方を教わり〝出航〟。SUPに挑戦した専門学校の留学生たちは「風と波に揺られて最高に気持ち良かった。海が大事なのがよく分かった」と笑顔を見せていました。
最後に全員でビーチを清掃しました。流木や漂着物をよく見ると、小さなプラスチック片やビニールが絡んでいるのに、参加者たちも驚いた様子。親子3人で参加した宮崎市の小学生は「みんなでゴミを拾ったらウミガメさんや魚さんたちもうれしいと思う」と汗を流しました。

【豊かな海を次世代へ できることをやろう!】

食やレジャーで楽しませてくれる海は、思った以上に身近で大切な存在と感じた参加者たち。3年ぶり2回目の参加という中学生は「ゴミやマイクロプラスチックが深海にまで到達していて驚いた。ゴミを拾うのはもちろん、ゴミを出さない努力をしたい」と話します。
マイバックやマイボトルを使ったり、洗剤や柔軟剤の適量を考え、きれいな水を流したり…。自転車やエコカーの利用、アイドリングストップ、節電、「海のエコラベル」付きの水産物購入など、海の豊かさを守るアクションについて向き合った一日となりました。

◆主催:宮崎日日新聞社、マリンパークス
◆協力:宮崎県立宮崎海洋高等学校

学習会とスポーツで海を楽しみ、清掃活動をして継続的な環境整備づくりをします 2022

最終レポート

海で遊んで海を知る!

REPORT

【TSF!!2022】宮崎開催

【多様な生物のすむ 宮崎の海を守ろう】

宮崎の自然を象徴する青い海。太平洋に面し、南北に長い海岸線が続く宮崎の砂浜はアカウミガメの産卵地として知られ、多様な海洋生物たちが生息しています。海を舞台にした今年のTOYOTA SOCIAL FES !!は8月6日、宮崎市のみやざき臨海公園サンビーチ一ツ葉で開催。オンライン配信もあり、約100人がマリンスポーツと清掃活動を満喫しました。

【酸素の70%は海で生成 豊かな海を次世代へ】

水圏環境や海の生態系の講座では、宮崎海洋高校の教諭が海中の植物プランクトンは光合成によって大気中の酸素の70%を作り、二酸化炭素を海底に閉じ込めるなど、地球環境の維持に貢献していることを説明。アカウミガメをはじめ、クジラや魚など海洋生物の体内からプラスチック片が見つかっていることや資源の乱獲、海洋汚染など、人間が生態系を脅かしている現状も紹介。「温室効果ガスを減らすためにできることを積み重ね、豊かな海を次の世代につなげていこう」と話しました。

【爽快マリンスポーツ 環境保全に貢献したい】

青空の下、カヌーとスタンドアップパドルボード(SUP)を体験。インストラクターから乗り方を教わった参加者たちは思い思いに海上を漕いで進み、自然を肌で感じとって気持ちよさそうでした。
ビーチのゴミ拾いは全員で行いました。釣りが趣味という宮崎市田野町の親子は「いつも楽しませてくれる海の保全に少しでも貢献したい」。家が近く、時々ビーチを清掃するという専門学校の留学生は「初めてのSUPは気分爽快。ボランティアもできて最高に楽しかった」と笑顔を見せました。

【想像以上に身近な海 できることから実践】

最後に集めたゴミを前に記念撮影。一見きれいに見える砂浜も歩いてみると、ペットボトルや漁具、放置された花火などが散乱していました。海外から漂着したプラスチックゴミもあり、「世界の海はつながっていることを実感した」という女子高校生たちも。「洗剤は適量で使ったり、節電やマイバッグ、マイボトルの使用を心掛けたり、地球温暖化防止へできることを実践したい」と話してくれました。
「海の豊かさを守ろう」。食やレジャーで楽しませてくれる海は、私たちが思っている以上に身近で大切にしなければならないと、一人一人が誓った一日となりました。

◆主催:宮崎日日新聞社、マリンパークス
◆協力:宮崎県立宮崎海洋高等学校

TOP