持続可能な循環型未来づくりプロジェクト
リユースを実践し大切な資源を未来へ循環しよう
【身近にあるごみ問題とその解決方法を学ぶ】
近年、プラスチックなどの使い捨て容器の増加により、原料となる資源の問題、地球温暖化、そして大量のごみによる海洋汚染が深刻化しています。京都議定書誕生の地から、持続可能な循環型社会を目指した活動をより進める必要があります。10月26日(土)に開催した「TOYOTA SOCIAL FES‼京都会場」では、約100人が参加し、身近なところから実践できる環境にやさしい行動について考えました。
【世界に一つだけのマイジャーで量り売り体験】
リユースのマイ容器を持ち込んで必要な量だけを購入するのが、量り売りです。容器を使い捨てせず繰り返し使うことは、資源循環につながります。今回のプログラムでは、押し花でオリジナルのタグを作り、世界に一つだけのマイジャー(びん)を持って、お茶の量り売り体験を行いました。
【マイ容器と量り売りでごみ・フードロス削減】
環境政策を学ぶ同志社大政策学部小谷ゼミの学生が「マイ容器を使った量り売りについて学ぼう!」をテーマに、ごみ問題と量り売りについて解説しました。日本の家庭ごみのうち約63%がプラスチック類や紙類などの日常生活で使う容器包装ごみです。これらのリサイクル率は約9%と低く、ほとんどが埋め立てや海に投棄されています。また、焼却処理過程では二酸化炭素が排出されるなどの問題を抱えています。マイ容器を活用した量り売りが、容器包装ごみを減らすだけではなく、フードロス削減につながると訴えました。また食品以外にも、洗剤などさまざまな商品が量り売りされています。解説の後は押し花を使って、マイ容器となるびんにつけるオリジナルタグを制作しました。観賞用などの花も、押し花にするといったより長く楽しむ工夫によって新たな価値が生まれます。
【持続可能な循環型社会を目指すために】
オリジナルタグ完成後は、実際にお茶の量り売りを体験。棒ほうじ茶・玄米茶・煎茶茎茶の3種類から自分の好みのお茶を選び、はかりで測定しながら決められたグラム数を詰めました。参加者からは「必要なグラムだけを入れるのは難しかった」「エコとは何かということを子どもに教えるのは難しいが、今日の体験で少しは知ってもらえたと思う」という声がありました。今回の取り組みを通して、持続可能な循環型社会を目指すための一歩につながればと思っています。
◆主催:京都新聞
◆共催:同志社大学政策学部小谷ゼミ
◆後援:同志社大学
◆協力:有限会社 六角ちきりや茶舗
環境にやさしい循環型社会を目指し、緑の大切さを学ぼう
次世代に繋げる緑のまちづくりを進めて、資源循環の輪を広げよう
【循環型社会を目指し、 緑の大切さを学ぼう】
豊かな自然と文化遺産に恵まれた京都ですが、近年は地球温暖化の進行に伴う気候変動により、猛暑や豪雨などの異常気象が増加しています。9月9日(土)に京都市で開催した「TOYOTA SOCIAL FES‼」では、約100人が参加し、環境にやさしい循環型社会を目指して緑の大切さについて学びました。
【アップサイクルと 地域緑化】
「緑のまちづくり学習」では、環境政策を学ぶ同志社大政策学部小谷ゼミの学生が、地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出を減らすため、資源循環や緑化を進めることが、よりよい地球の未来につながると訴えました。燃やすごみを減らすには、不用品に新たな価値を付けて再利用する「アップサイクル」の方がリサイクルよりも地球にやさしい取り組みだと紹介。また、地域緑化は二酸化炭素の吸収やヒートアイランド現象の軽減につながると解説しました。
【廃棄予定の消防ホースが プランターに】
今回は、本来廃棄されるはずの消防ホースのアップサイクルを体験しました。消防ホースの寿命は約10年で、きれいな状態でもごみとして捨てられてしまうところを、プランターとして再利用。ホースに絵付けを行い、参加者オリジナルのプランターを制作しました。また、絵付けする際に使うパレットには卵が入っていたプラスチックケースを、絵付け型は使用済みクリアファイルを使用するなど工夫しながら実施。絵付け後は、落ち葉たい肥を使用したコンポストを混ぜ込んだ土を入れて、キバナコスモスを植え付けました。参加者からは「子どもにも分かりやすい説明で充実した時間が過ごせた」といった声がありました。
【一人一人が意識して 行動することが大切】
自宅にプランターを置くだけでも緑化活動になり、緑豊かなまちづくりにつながります。一緒にプログラムを実施した同志社大生からは「現状を一人で変えることは難しいかもしれないが、みんなで意識すれば少しずつ変わってくる。学んだことを共有することで、緑の輪を広げていっていただきたい。一人一人の、環境にやさしい行動をしよう、という意識がより良い地球の未来につながる。」という言葉がありました。今回の取り組みを通して、少しでも資源循環や緑化について考えるきっかけになればと思っています。
◆主 催:京都新聞
◆共 催:同志社大学政策学部 小谷ゼミ
◆後 援:同志社大学
竹の里・乙訓の美しい竹林を守り、次世代へつなげよう
竹の生態や放置竹林の現状について学び、保全しよう!
【TSF!!2022】京都開催
【竹の里・乙訓の 美しい竹林を守り、 次世代へつなげよう】
乙訓地域は竹の里として有名ですが、近年、放置竹林が拡大しています。もともとはタケノコ畑だったものが、竹の需要減少や後継者不足などで手入れができずに荒廃し、景観や生態系などに影響を及ぼしています。9月17日(土)に長岡京市で開催したTOYOTA SOCIAL FES!!京都会場では、約80人が現地参加とオンライン配信で竹の生態や放置竹林の現状について学び、保全していくための活動を行いました。
【人の手で整備することで 竹と共存していく】
今回のプログラムは竹に関する座学と、現地参加者は竹林整備活動、オンライン参加者は竹とんぼ作りを体験しました。座学では、NPO法人 竹の学校の稲岡理事長が放置竹林と竹林整備について解説。竹林は間伐による継続的な管理が必要です。人の手で整備していくことで、竹との共存を目指す活動をしているとお話がありました。
【竹林整備活動と 竹とんぼ作りを体験】
上の竹にロープをかけ、倒す方向をコントロールしながら根元をのこぎりで切り倒します。参加者同士で声を掛け合い、協力しながら取り組んでいました。切り倒した後は、枝を払い、約2メートルに切り分けていきます。竹の中は空洞ですが、切るにはかなり力が要ります。約1時間の体験でしたが、とても達成感のある活動になりました。オンラインでは、おとなりさんバンブーランドの村川さん、安藤さんが竹とんぼ作りを実演。オンライン参加の方も一緒に、事前に送付したキットで竹とんぼを作ってもらいました。
【身近にある環境課題を 考えるきっかけに】
参加者からは「コロナ禍で自然と触れ合う機会が少なくなったので参加できてよかった」「竹を切るのは大変だったが、貴重な体験ができた」といった声が上がっていました。長岡京市にある竹林の半分は放置竹林というのが実状です。切り出した竹は、花を飾るポットやプランターとしても活用できるため、現地ではお土産として持って帰られる方もいました。放置竹林を整備するのと同時に、それをどう活用していくのか、ということも考えていく必要があります。今回の取り組みを通して「竹との共存」を考えるきっかけになればと思っています。
◆主 催:京都新聞
◆協 力:NPO法人 竹の学校、おとなりさんバンブーランド
世界遺産・上賀茂神社の自然を次世代に向けて残していこう
上賀茂神社の歴史と自然を学び、ヒノキのコースターを作ろう!
【TSF!!2021】京都開催
【上賀茂神社から初のオンライン開催!】
11月3日(水・祝)、京都市北区にある上賀茂神社にて「世界遺産・上賀茂神社の自然を次世代に向けて残していこう」をテーマに、初のオンライン開催!約100人が参加し、上賀茂神社や森林整備の大切さについて理解を深めました。
【体験も踏まえ上賀茂神社と森林整備を学ぶ】
第1部は上賀茂神社の藤木保誠権禰宜(ごんねぎ)から、同神社の歴史や自然環境、重要文化財「細殿(ほそどの)」のヒノキ屋根のふき替えの様子を映したVTRについて解説してもらった後、境内の様子を紹介いただきました。第2部では、京都森林インストラクター会の篠部幸雄会長、水口征親事務局長から森林の役割や整備の仕方をはじめ、参加者にご自宅で一緒に見てもらえるよう事前送付した木の葉の観察や、ヒノキの丸太を使ったコースター作り体験を行いました。
【屋根のふき替えに、大切に育てられるヒノキ】
上賀茂神社の境内にある神宮寺山には約千本のヒノキがあります。藤木権禰宜からは、「屋根のふき替えに使用されているヒノキも神宮寺山のもので、神宮寺山で大切に育てられています」とお話しいただきました。また、篠部会長からは「ヒノキをしっかり育てるためには、日光がよく当たるよう、一部の木々を伐採(ばっさい)する必要があります」といったお話がありました。ヒノキが育つには約50年はかかるとされていて、しっかり育てるには森林を整備していくことが重要です。
【丸太コースター作りも!自然を見て触れる】
神宮寺山からの中継では、参加者に自宅で触れてもらえるよう事前送付した檜皮やコナラ、クロモジ、マツ、ヒノキ、スギといった木の葉について解説。その後、篠部会長と水口事務局長が実際にヒノキに十分な日光が当たるよう不要な木を伐採したりする整備デモンストレーションを行いました。最後はヒノキの丸太と紙やすりを使ったコースター作りを実施。11月3日「文化の日」にちなんだ絵が描かれたコースターが登場しました。参加者の皆さんは素敵なコースターは完成しましたでしょうか?
【オンラインでもできる環境学習】
今年は残念ながらオンラインのみでの実施ではありましたが、木の葉や丸太など、実際に手に取ってもらうことで神宮寺山の雰囲気を感じてもらえたのではないでしょうか。プログラム終了後は、トヨタの次世代環境車による給電デモンストレーションがあり、上賀茂神社の提灯を照らす、お湯を沸かしてコーヒーを入れるなど、災害時などもしものときに知っておきたい使い方を少し知ってもらえたかと思います。
【文化や自然について考えてみることの大切さ】
篠部会長はプログラムの中で「森は、二酸化炭素の吸収や水をきれいにするのに大きな役割を持つ」といったお話をされていました。一本の木が成長するには長い年月がかかります。このプログラムを通して、普段何気なく目にしている木々がこんな役割を持っているんだな、どうすれば残していけるかな、といった思いを持っていただけるきっかけになってほしいと思っています。参加していただたみなさん、ありがとうございました!次回は現地でお会いできるのを楽しみにしています。