かながわ環境保全プロジェクト
自然環境を再生し創出する、鶴見川で育てるネイチャーポジティブ
【美しさ取り戻す環境再生長年の成果が実る河川敷】
10月18日、鶴見川河川敷で自然環境を再生・創出する活動TOYOTA SOCIAL FES!!2025 in 神奈川「かながわ環境保全プロジェクト」が開催されました。環境の汚染や外来植物の繁殖など長年にわたり課題を抱える鶴見川で、参加者は河川敷のクリーンアップや在来種の植栽作業などに取り組み、体験を通じて環境再生の大変さや大切さを学びました。
【鮮やかに・豊かに・守る一石三鳥のヤブカンゾウ】
会場となった河川敷は、NPO法人鶴見川流域ネットワーキングが2012年から外来種の駆除作業や在来種の植栽に取り組み、かつての川辺の風景を取り戻す活動を続けています。参加者は準備体操のあと、空き缶やタバコの吸い殻、風で飛ばされてきた町のゴミの回収作業に励みました。在来種であるヤブカンゾウの植栽も行い、約3百の株を植えました。ヤブカンゾウは鮮やかなオレンジ色の花を咲かせるだけでなく、昆虫を呼び寄せ、さらに外来種の繁殖を抑える働きもある〝一石三鳥の花〞として知られています。また、鶴見川に生息する生きものを紹介する「鶴見川わくわく水族館」も披露されました。
【商業施設より自然の中で親子そろって体験し学ぶ】
当日は夏日となり、参加者は汗をかきながらも笑顔でゴミ拾いや、株の水やりでのバケツリレーを楽しんでいました。横浜商科大学3年生の2人組は「今日植えた株が咲くのが楽しみ」と笑顔で話しました。小学生の子どもと参加した保護者からは、「商業施設より、自然の中で過ごす方が好きなのでこういうイベントはうれしい」、「川の生きものや自然と触れ合える機会が普段ないので、子どもはもちろん、私も学びが多い」と、親子で充実した一日となりました。
【ガーデニングで多自然に車窓に広がるオレンジ色】
同法人代表理事の慶應大学岸由二名誉教授は「外来植物の駆除作業が終わり、今後はガーデニングできれいな多自然の緑を広げ、防災に役立ち、子どもたちの遊び場にもなる河川敷にしていきたい」と話しました。すでにヤブカンゾウやハマカンゾウなど約2万株が植栽された河川敷に、さらに3万株まで増やす予定とし、「再来年の国際園芸博覧会が開催される頃には、鶴見川を渡る電車からオレンジ一色の車窓を楽しめるようにしたい」と目標を語ると、参加者から「楽しみ!」という声と拍手が沸き起こりました。鶴見川の河川敷風景が名所になる日も遠くないかもしれません。
◆主 催:神奈川新聞社
◆共 催:特定非営利活動法人 鶴見川流域ネットワーキング
◆後 援:国土交通省関東地方整備局京浜河川事務所、横浜市教育委員会
◆企画制作:神奈川新聞社 東京支社
かながわ環境保全プロジェクト
自然環境を再生し創出する
【環境再生の苦労と喜びさらに魅力的な川辺に】
10月12日、鶴見川河川敷で自然環境を再生・創出する活動TOYOTA SOCIAL FES!! in 神奈川「かながわ環境保全プロジェクト」が開催されました。本来、川辺には在来種のオギやアシなどが茂っていましたが、近年外来種が繁殖したことで景色は一変しました。そのため、昔の景色に戻そうと、外来種の駆除や在来種の植樹作業を行い、環境再生の大変さや楽しさを体験しました。
【外来種駆除は根元から泥団子を利用した植栽】
今回の会場は、2012年からNPO法人鶴見川流域ネットワーキングが整備活動を実施している河川敷で、外来種セイタカアワダチソウの駆除作業や在来種のヤブカンゾウの植栽作業を行いました。セイタカアワダチソウの根には在来種にとって毒の成分があるため、土の中に根を残さないように、参加者は根元から慎重に引き抜きました。続いて、雨水を一時的に蓄えて浸透させる「レインガーデン」作りのためにヤブカンゾウを植えます。根が広がるように根に泥団子を抱かせて植えるので、子どもたちはうれしそうに泥団子作りに励み、来年の初夏にはオレンジ色の花が咲くと教えられると、「楽しみー」と声があがりました。
【子どもも大人も充実感有意義な体験と学びを】
作業を終えた参加者は口をそろえて「楽しかった」と話し、大学1年生女子は「泥団子を利用した植え方に驚いた」、小学6年生女子は「河川敷を昔に戻す協力ができてうれしかった」と充実感に満ちた表情でした。また、小学3年生の保護者は「子どもが外来種や在来種などを理解できる年齢になり、楽しいだけじゃなく勉強にもなったはず。私たち大人も自然に触れ合える良い機会になりました」と、親子にとって有意義な一日になったようでした。
【目標は花づくりの拠点新たな整備作業始まる】
河川敷の整備作業は12年もの歳月をかけた結果、おおよそ計画通りに川辺の環境は昔の姿を取り戻し、他では見られない懐かしい景色を楽しむことができます。同法人代表理事の慶應大学岸由二名誉教授は「ようやく景色が元に戻ったので、これからはさらに魅力的な河川敷にするために、花づくりの拠点にもなるように努めたい」と語り、新たなる目標を参加者に伝えました。新たに進化していく川辺が、今後どのような姿を見せてくれるのか、誰もが楽しみに思ったに違いないでしょう。
◆主 催:神奈川新聞社
◆共 催:特定非営利活動法人鶴見川流域ネットワーキング
◆後 援:横浜市教育委員会
自然環境を再生し創出する
鶴見川 綱島川辺で環境再生・創出しよう!
【変化した川辺の生態系 元に戻す難しさと意味】
9月30日、鶴見川の河川敷で自然環境を再生・創出する活動TOYOTA SOCIAL FES!! in 神奈川「かながわ環境保全プロジェクト」が開催されました。昔はオギ、アシなどの在来種が茂っていた川辺が、外来種の増加により生態系が変化しました。そこで元の環境に戻すべく外来種の駆除作業や生き物とふれあうことで、環境再生の難しさやその意味を学びました。
【カニ大漁で大はしゃぎ 外来種駆除で環境再生】
今回会場になった河川敷一帯は、2012年からNPO法人鶴見川流域ネットワーキングが整備活動を実施し、昔の環境に戻りつつあります。参加者約80人は、まずは最大3メートルにまで成長する外来種セイタカアワダチソウの駆除作業を行いました。在来種に対し毒になる成分を根に持つため根元から引き抜きます。子どもたちは身長よりはるかに大きなセイタカアワダチソウを手にすると誇らしげに見せ合いました。続いてカニ釣り。グループに分かれて釣果を競う対決形式だったので、大人も真剣に取り組み、多い人はクロベンケイガニを10匹以上も釣りあげ、川辺は大賑わいでした。
【学校では学べないこと 大変さも楽しさも体験】
参加者の多くは「また来たい」と意欲的で、大学4年生の刑部さん(藤沢市)は「ここの整備作業を10年以上も続けていると知り驚きましたが、その大変さや楽しさを体験できてよかった」と話す。小学6年生の平原さん(港北区)は「学校では生き物を守る方法ばかり学びますが、今日は環境についても考えることができたので、今回学んだことを学校のみんなにも伝えたい」と、新たな発見に満足そうでした。
【人間も生き物も植物も みんなが集うオアシス】
会場の河川敷は長年にわたる整備活動により、人間はもちろん生き物にも懐かしいオアシスのような場所であり、カニをはじめ生き物が多く集まっています。数年後にはオギが一面に広がる予定ですが、そのためには引き続き整備作業が必要です。同法人代表理事の慶應大学岸由二名誉教授は「一度変化した生態系は自然に元に戻ることはなく、人間による長期間の見守りが不可欠」と語り、その大変さを参加者に伝えました。
再生した昔の川辺の風景を次世代へつなぐことで足元の自然を考えるきっかけになれば、さらに環境は改善されていくことでしょう。
◆主 催:神奈川新聞社
◆共 催:特定非営利活動法人 鶴見川流域ネットワーキング
◆後 援:横浜市教育委員会
災害対策と自然環境再生、創出の両立を考える
鶴見川 綱島川辺で環境再生・創出と災害対策の両立を考えよう!
【TSF!!2022】神奈川開催
【鶴見川の川辺で 環境再生を考える】
TOYOTA SOCIAL FES!! in 神奈川「かながわ環境保全プロジェクト」が、鶴見川の川辺で行われました。いつのまにか失われてしまったかつての自然環境を創出・維持していくためには何をすれば良いのか。作業を通して多くのことを学びました。
【豊かな自然って なんだろう】
プログラムは9月25日に行われました。会場となった鶴見川の河川敷には約70人が集まり、台風一過の快晴のなか外来植物の駆除といった活動に汗を流しました。会場には、オギやアシなどの在来種が定着していますが、このオギやアシは自然に生えてきたわけではありません。NPO法人鶴見川流域ネットワーキングが河川敷に繁茂していたアレチウリやセイタカアワダチソウなどの外来種を駆除し、在来種が定着しやすい環境を整えてきたからこそなのです。今回の活動の目的は、いまだに残るセイタカアワダチソウを駆除すること。参加者は、自分の背丈を優に超え、最大3メートルにまで成長することもあるセイタカアワダチソウと楽しみながら格闘していました。
【カニに悪戦苦闘】
続いて実施したのは、会場の水辺に生えるガマ群落に、にぎやかに生息しているクロベンケイガニ、ベンケイガニ釣り。餌のさきイカをカニの前に垂らし、食いつくのを待つというシンプルな釣りですが、これが難しい。この日は前日までの悪天候の影響もあり、大漁とはいかなかったようですが、大人も子どもも、食いつきそうで食いつかないカニを誘おうと餌を小刻みに動かしたり、引き上げるタイミングをずらしてみたりとさまざまな工夫をしていました。
【豊かな自然を 守り育み 続けていくために】
今回の活動を通して、かつての日本らしい豊かな自然環境を創出するということは、自然のあるがままに任せるということではないということを学びました。外来種を駆除するだけではなく、在来種が生育しやすい環境を整え、数年、数十年単位で見守り続ける。自然と向き合い、関わり続けるということの重要性を体感する機会となりました。
参加者からは「これで終わりではなく、継続して参加していきたい」との声も聴かれました。自然は人間が手をかけていかないと豊かになっていかない…。これからも自然環境に興味を持ち、地域と一体になってみんなで守っていきたいですね。
◆主催:神奈川新聞社
◆共催:NPO法人鶴見川流域ネットワーキング
◆後援:横浜市教育委員会、横浜市港北区鶴見川流域水協議会