「都市山」六甲山について学び、 貴重な自然を守り継ごう
人の手によって再生された自然を守り、未来へ引き継ぐための課題を学ぼう
【身近で貴重な自然があふれる六甲山を守ろう!】
かつて、はげ山だった六甲山は、長年にわたる人の努力により豊かな自然を取り戻しました。しかし、元来の地形から土砂災害が起きやすい六甲山地は、森林保全を行い、人が手を入れ続けないとバランスを崩してしまう恐れがあります。身近な森を長く維持していくために必要なことを学ぶため、地元大学の学生が中心となって参加者50名が神戸市北区の再度公園・森の遊び場周辺ログハウス前に集まりました。
【こうべ森の文化祭にあわせ、森林保全の大切さを学ぶ】
今回の TOYOTA SOCIAL FES!! は、六甲山大学実行委員会共催、甲南大学 BambooにThank you Project、甲南女子大学、神戸市の協力のもと、毎秋恒例の「こうべ森の文化祭」のとなりで、10月26日に開催されました。森の文化祭では六甲山で活動している市民グループなど約30団体のブースが並び、子どもも大人も楽しめる工作や自然観察などの体験プログラムや、クイズラリーなどが楽しめました。まず、森林保全の大切さを学ぶため、六甲山地の砂防に取り組む森の世話人事務局の赤井裕さんが、土砂災害が起きやすい六甲山地における森林保全の大切さを講演。「人が手入れを続けないと荒廃していく恐れがある」と解説しました。参加者は六甲山の災害史とともに、人が手を入れ続けることによる森林保全の大切さをあらためて認識しました。
【地元の大学生が防災クイズ、放置竹林対策も】
参加者は、甲南女子大学社会連携課の学生スタッフ「himawari(ヒマワリ)」が考えた防災クイズで地震と土砂災害の関連性などを学習。自作のパネルを活用し、自分ごとに学べるようにクイズを出題。参加者は協力をしながら、全問正解を目指し多くの学びを得ました。また、甲南大学 BambooにThank you Project(バンブーにサンキュープロジェクト)は放置竹林の課題解決に取り組んでいる現状を報告。竹林整備や竹を有効活用した商品を紹介し、参加者も消費者として環境を守るためにできることがあると気づきを得ました。
【北欧発祥の「モルック」体験も】
また、参加者はBambooにThank you Projectが準備した竹で北欧発祥の「モルック」も楽しみ、身近な自然を満喫しました。神戸市西区から参加して、モルック体験をした二唐精一さん(51)は全体を振り返り、「六甲山の成り立ちを初めて知った。モルックでピンが倒れた瞬間は気持ちよかった」と話しました。
◆主 催:神戸新聞社
◆共 催:六甲山大学実行委員会
◆協 力:甲南大学 BambooにThank you Project、甲南女子大学、神戸市
◆企画制作:神戸新聞社 メディアビジネス局
コウノトリが舞う「ため池」を守っていこう
ため池の魅力と大切さを学び、きれいにしてコウノトリが訪れる環境を守ろう
【兵庫県の大事な地域資源ため池とは】
ため池は古くから地域の生活や文化に溶け込むとともに、豊かで特徴的な生態系を育んできました。時代の変遷に伴い荒廃が問題となるケースもあるなか、兵庫県では各地でため池の活用・保全について地域ぐるみで積極的に取り組まれてきました。特に東播磨地域では近年保全活動等を通じて、コウノトリをはじめとした野鳥や、原種のメダカなど貴重な動植物の住みかとなっています。
【さまざまな役割を持つため池の保全に協力を】
今年のTOYOTA SOCIAL FES!!in兵庫は、「コウノトリが舞う『ため池』を守っていこうをテーマに、10月26日高砂市阿弥陀町阿弥陀のため池「阿弥陀新池」で開催され、親子連れなど約120名が参加しました。まず最初に、共催の高砂市ため池水路担当の泉佳孝さんが参加者に「兵庫県はため池の数が全国1位でこの東播磨エリアはその中心」と解説し、「農業用水を確保し、治水や消防用水などさまざまな役割があるほか、多様な生物のすみかでもある」と保全活動への協力を呼び掛けました。
【地元学生考案の小学校授業やため池アプリ】
続いて、地元大学の学生らで構成される「兵庫大学ため池研究会」の一員である兵庫大学教育学部の学生らが、ため池を題材にした小学校の授業プログラムなどを紹介。地元小学校の授業で活用されることを前提に、ため池で調査した生態をわかりやすく教材にまとめたことを報告しました。加古川中央ローターアクトクラブによる清掃活動の報告や、国立明石工業高等専門学校の学生から兵庫県のフィールドパビリオンの取り組みの一環として開発中の「ため池アプリ」の報告もありました。
【かいぼり後のため池の清掃驚きのごみの量】
その後、参加者は、池の水を抜く「かいぼり」が行われた後のごみ拾いや、周辺の刈られた雑草を集めるなど清掃活動を行いました。拾い集めた雑草は大人の身長を超える山となり、池の底のごみの量は1時間ほどでごみ袋30袋分になりました。高砂小5年の徳重実桃(みと)さんは「コウノトリに危ないごみもたくさんあったので、こうした清掃は大切だと思った」と話しました。
◆主 催:神戸新聞社
◆共 催:高砂市、阿弥陀新池ため池協議会
◆後 援:兵庫県東播磨県民局、いなみ野ため池ミュージアム運営協議会
◆協 力:兵庫大学・兵庫大学短期大学部、明石工業高等専門学校
ウミガメが産卵するきれいな砂浜を守り、身近で豊かな明石の海について学ぼう
ウミガメが産卵できる海岸をきれいにして美しい海岸を守ろう!
【明石海峡に面した、 ウミガメが産卵する海岸】
4年ぶりのリアル開催となったTOYOTA SOCIAL FES!!の会場は明石市の望海浜海岸。2014年にウミガメが産卵のために上陸したこともあるこの海岸は、潮流の速い海峡部に面していて、ゴミが漂着しやすい場所です。普段から海岸の清掃活動を行っているNPO法人おーえんくらぶの協力も得て、清掃活動とブランド魚を育む身近で豊かな海について知るためのプログラムを実施しました。
【身近で豊かな海の環境を 守る大切さを学ぶ】
少し肌寒い日となりましたが、約150人が参加。まず、おーえんくらぶ代表の岡崎奈美さんから、無造作に捨てられたプラスチックが、細かなかけらとなって生物の体に取り込まれるというお話がありました。食物連鎖で自分たちの体にも入ってくるかもしれないということは子どもたちには驚きだったようです。
明石市漁業組合連合会副会長戎本裕明さんからは、海苔や魚がすくすく育つ豊かな海を持続していくため、海底耕耘など、漁業関係者としても様々な取り組みをされているという説明がありました。明石工業高等専門学校の学生は、海のレジャーで気をつけるべきことをクイズ形式で学べるよう出題。またサプライズとして、この日のために自作したゴミ収集用のオリジナルトングを提供してくれました。清掃活動では大きいものだけではなく、凝視しないと見逃してしまいそうな微小なプラスチック片が無数にあることに驚かされました。ゴミを出さないことの大切さを肌で感じる機会となりました。
【ウミガメが産卵できる 豊かな海を守ろう】
今回のプロジェクトを通じて、いろんな視点から身近で豊かな明石の海の大切さを学んだ参加者たち。「ウミガメが安心して産卵できるきれいな海岸を守りたい」「小さなゴミでも海の生き物には危険なことがわかった」「これからはゴミが落ちていたら拾おうと思う」「身近にある豊かな海の環境を考えるいい機会になった」という声が寄せられました。望海浜海岸やその目の前に広がる明石海峡は地域の財産であり、たくさんの魚が生息する海の自然の宝庫です。身近で豊かな海を次世代に継承するため、これからもみんなで守っていきましょう。
◆主 催:神戸新聞社
◆共 催:NPO法人おーえんくらぶ
◆後 援:明石市、兵庫県
◆協 力:明石市漁業組合連合会、国立明石工業高等専門学校
自然豊かな甲子園浜の海岸を未来に残す
海浜の自然環境を守る会による生き物観察会と海の遺跡探検を行います
【TSF!!2022】兵庫開催
【初のハイブリッド(現地開催 と併せたオンライン同時配 信)/リアルでは3年ぶりの 開催】
今回のTOYOTA SOCIAL FES!!会場となった甲子園浜エリアは、かつて全面埋立計画がありました。未来に磯浜を残そう、イソガニを守ろうと地域住民が立ち上がった結果、埋立規模が縮小し全長約2キロの砂浜と磯が残りました。今年度は、その美しい浜を守るため、みんなで清掃活動を実施しました。初めてのハイブリッド開催、リアルとしても3年ぶりの開催でした。
【親子連れを中心に みんなで協力して海岸清掃】
待ちに待ったイベント当日は、晴天に恵まれました。親子連れを中心に約240人(オンライン聴講の約20人含む)が参加。甲子園浜で活動するNPO法人「海浜の自然環境を守る会」が協力しました。開会式の後、参加者たちは約1時間にわたり海岸でのゴミ拾いに汗を流しました。集まったたくさんのゴミはヤマサ環境エンジニアリングが回収。
【甲子園浜の歴史を学ぶ 貴重な時間】
甲子園浜は戦前から海水浴場として親しまれた自然海岸です。1932年に阪神パークが開園し、水族館や動物園を備える「東洋一の遊園地」とうたわれました。1943年に飛行場を造るため軍に接収されて閉園し、跡地の約3割は戦後できた堤防に分断され、海中に沈みました。
ゴミ収集に続き、NPO法人「海浜の自然環境を守る会」の理事長で地元の歴史に詳しい前田文信さんが往時の甲子園浜を紹介し、干潮時には古代遺跡のように姿を見せる浴場跡や展望台跡などについて説明。その後の生き物観察会では、会のメンバーが海岸の生き物について解説しました。
【次世代に残そう かけがえのない財産】
今回のプロジェクトを通じ、自然を守ることの大切さを学んだ参加者たち。「岩の隙間に隠れたイソガニを『守る会』の人に手伝ってもらって捕まえた。いっぱい捕れてうれしい」「きょうはゴミ拾い、遺跡探検、生き物観察会に参加し、生き物観察会が一番楽しかった」「ゴミは家族みんなで頑張っていっぱい拾った。小さいゴミ(指で丸をつくって表現するくらいのサイズ)がいっぱいあって驚いた」といった声が寄せられました。地域のかけがえのない財産である甲子園浜を次世代に継承するため、これからもみんなで守っていきましょう!
◆主 催:神戸新聞社
◆共 催:NPO法人 海浜の自然環境を守る会
◆後 援:西宮市
◆協 力:ヤマサ環境エンジニアリング
ウミガメが産卵する美しい海岸を未来に残そう!
ウミガメが産卵できる海岸をきれいにして美しい海岸を守ろう!
【11月14日、海岸清掃活動を明石市で実施】
11月14日(日曜日)、兵庫県明石市の望海浜海岸でウミガメの海岸を守ろうプロジェクトを実施しました。今年はコロナの影響で、現地スタッフ20人とともに、オンライン視聴者100人の方々にご参加いただき実施しました。天候にも恵まれ、共催の「NPO法人おーえんくらぶ」のメンバーと協力しながら講演と清掃活動を行いました。
【ウミガメの海岸をもっと知ってほしい】
明石・望海浜海岸はかつてウミガメが上陸、産卵する美しい海岸でした。2014年以来ウミガメの上陸がなく、多くの漂着ごみが集まりあふれていました。そこで近年、「NPO法人おーえんくらぶ」のメンバーが清掃活動を実施し、昨年には「うみがめ隊」を結成、明石海峡大橋を望む自然のままの地形が残された海岸を未来へ残すべく月一回のペースで定期的に清掃活動を実施していました。今回は「海と空の約束プロジェクト」代表の西谷寛さんを講師に迎え「活動の紹介」と「環境のお話」、「生き物紹介」を行いました。
【楽しく学び、次世代へつなげよう、守ろう】
今回はオンライン配信のみでしたのでなかなか参加者の反応を直に感じることが難しかったのですが、海岸に散乱しているごみ類の清掃活動をみんなで行うことにより、ウミガメの上陸や産卵がかなう豊かな海岸ができると思っていただける事ができたならば、このプログラムは成功したのではないかと思っています。
【自然豊かな海 明石・望海浜】
現地では「環境のお話」に加え、当日捕獲した「望海浜の生き物」をオンライン視聴者に紹介するとともに、自然豊かな望海浜を継続的に清掃活動を行うことでプラスティックゴミなどからさまざま生き物を守ることの大切さを伝えました。そうした環境を守ることがなによりもウミガメがまた上陸、産卵につながるということを知っていただけたならば嬉しい限りです。
【オンライン配信開催でも伝えられたこと】
今年はコロナ禍でオンライン配信のみの開催となりましたが、定員を超える100人以上の申込をいただくことができました。海岸清掃活動はなかなかオンライン配信では伝わりにくいプログラムではありましたが「海と空の約束プロジェクト」代表の西谷寛さんのプラごみなどが海の生き物へ多大な影響を与えることなどを伝えるわかりやすい講演もあり、オンライン参加の方々にも楽しんでいただけるプログラムとなったのではないでしょうか。
【未来へ向けてウミガメの海岸を守ろう】
今回はオンライン開催でしたので現地海岸の清掃活動もスタッフの20人ほどでの活動でした。活動は一時的なものではなく、継続して続けていくことが大切です。これからも持続的に活動を続けられる「NPO法人おーえんくらぶ」の皆さんと環境意識を持って日々活動していくとともに、ご覧いただいたみなさん一人一人が環境への意識を変えていく契機となれば嬉しいです。参加してくださったみなさん、ありがとうございました!