HOKKAIDO 北海道 07 TOYOTA SOCIAL FES!! Presents クリーン北海道プロジェクト with 北海道新聞社

クリーン北海道プロジェクト 2024

最終レポート

動物や自然に触れ、環境保全について考えよう!

REPORT
【馬と触れ合い 環境について考えよう】

自然に触れ、環境の大切さを学ぶクリーン北海道プロジェクト。13年目の今年も道内各所で計7回の活動を行います。第2弾として、苫小牧市で開催された、動物や地域の自然に触れて、人と生物の共生や生物の大切さを学ぶ体験の様子を紹介します。開催日の7月20日は、朝から気温が高く、日差しも強い中、苫小牧在住者を中心に札幌近郊なども含め約100名が参加しました。

【身近な自然に関心を持ち 行動を起こそう】

今回の開催場所は豊かな自然が広がる苫小牧市のノーザンホースパーク。ここでは引退した競走馬やポニーなど、約80頭の馬たちが生活していますが、その一方で、フランスギクなどの指定外来種による生態系への悪影響が懸念されています。豊かな自然環境を保護するために、外来種の駆除活動が必要です。 今年、新たな取り組みとして、帯広畜産大学・栁川教授によるヒグマの生態に関する青空ミニ講座を実施。年々ヒグマによる被害が拡大している中で、参加者たちは真剣なまなざしで興味深く耳を傾けていました。

【外来種の駆除と 乗馬を体験しよう】

真夏日に近い炎天下で、参加者たちは汗だくになりながら、外来種であるフランスギクなどを見つけて抜いていきます。1時間ほどの活動で、30ℓのゴミ袋30袋分の外来種を駆除しました。達成感を感じた後は楽しみにしていた乗馬体験。明るい日差しの中、馬の乗り心地や力強さを体感していました。千歳市の山田大輔さん(39歳)は、「毎日忙しく生活していますが、今回は一歩引いた視点で社会のことをしっかり考える良い機会となりました。何度も通ったこの道に、こんなに多くの外来種があり、北海道の草花が駆逐されていたことを知りませんでした。今回は一つ貢献できたという思いです。子どもにとってもいい経験になりました」と話しました。

【地球の未来を思う 気持ちを新たに】

閉会後も余韻を楽しむように、ほとんどの参加者がパーク内のアトラクションを楽しんでいました。今回の乗馬や駆除の体験から、生物の多様性や自然環境を保全する大切さについて考えるきっかけとなり、常日頃の身近な自然環境を自発的に守ろうとする意識も高まりました。ふるさとの自然を守る大切さを見つめ直すことのできるクリーン北海道プロジェクト。今後の取り組みにもご期待ください。

◆主 催:ノーザンホースパーク
◆後 援:北海道新聞社

神秘の大地 北海道の自然を守る 2023

最終レポート

動物や自然に触れ、環境保全について考えよう!

REPORT
【馬と触れ合い 環境について考えよう】

自然に触れ、環境の大切さを学ぶクリーン北海道プロジェクト。12年目の今年も道内各所で計7回の活動を行います。第2弾の舞台は苫小牧市。馬や地域の自然に触れて、人と生物の共生や生物の大切さを学ぶ体験の様子を紹介します。好天に恵まれた開催日の7月22日、苫小牧在住者を中心に札幌近郊などから約110名の参加者が集まりました。

【身近な自然に関心を持ち 行動を起こそう】

今回の開催場所は苫小牧市のノーザンホースパーク。ここでは引退した競走馬やポニーなど、約80頭の馬たちが生活しています。北海道は日本最大の馬産地といわれ、豊かな自然が広がる苫小牧市周辺でも多くの馬が育てられています。一方で、指定外来種による生態系への悪影響が懸念されています。耐寒性の強いフランスギクは北海道に多く生息し、繁殖力が強いことから道の指定外来種に登録されています。今回の活動では、まずフランスギクの駆除活動からスタートしました。

【外来種の駆除と 乗馬を体験しよう】

参加者たちはそれぞれに分かれながら、フランスギクを見つけて抜いていきます。1時間ほどの活動で、30ℓのごみ袋20袋分のフランスギクを駆除しました。達成感を得た後は楽しみにしていた乗馬体験を行いました。明るい日差しの中、馬のパワーに触れて動物の力強さを体感していました。
家族で参加の田邊祐磨さん(42歳)は「外来種の駆除活動を通して環境について考える良いきっかけになりました。このあと家族で楽しんで帰りたいと思います。貴重な機会をありがとうございました。また参加したいと思います」と話していました。参加した幸谷依玲花さん(7歳)は「会場にお花がたくさんあってきれいでした。また来たいです」と話してくれました。

【地域の未来を思う 気持ちを新たに】

閉会後も余韻を楽しむように、ほとんどの参加者がパーク内のアトラクションを楽しんでいました。参加した関係者は、「子供たちの参加も多く、夏休みの良い思い出や自由研究にもなったのでは」と手応えを話していました。
今回の乗馬や駆除の体験から、生物の多様性や自然環境を保全する大切さについて考えるきっかけとなり、常日頃の身近な自然環境を自発的に守ろうとする意識が高まりました。ふるさとの自然を守る大切さを見つめ直すことのできるクリーン北海道プロジェクト。今後の取り組みにもご期待ください。

◆主 催:ノーザンホースパーク
◆後 援:北海道新聞社

神秘の大地 北海道の自然を守る 2022

最終レポート

イタンキ浜の鳴り砂を守ろう!

REPORT
【美しい自然を守るために できることからはじめよう】

自然に触れ、環境の大切さを学ぶクリーンHOKKAIDOプロジェクト。11年目を迎える今年は道内各所で計7回の活動を行います。第1弾は室蘭市のイタンキ浜での清掃活動の様子をご紹介します。

荒天のため延期となり開催された7月18日は、なんと海の日。朝から天気も良く、波も穏やかな絶好の清掃活動日和となりました。砂浜は2日前に海が荒れ、ゴミや漂着物であふれていたこともあり、集まった参加者はやる気充分です!

【貴重なイタンキ浜の 鳴り砂を守ろう】

室蘭市のイタンキ浜は全国でも珍しい「鳴り砂海岸」。歩くとキュッと鳴る不思議な砂は、不純物が含まれると鳴らなくなるため、こまめな清掃が不可欠です。当日の活動には地元で長くボランティア活動をしている方や、レジャーも兼ねた家族連れ、大学生など総勢約60名が参加。参加者たちは砂と浜の説明を受け、乾いた砂で実際に砂の音を聞き、「きゅっきゅっ」と鳴る砂に興味津々の様子でした。

【地道な活動の積み重ねが 豊かな自然を守る第一歩】

清掃活動ではペットボトルや空き缶、流木やブイなど大型の漂着物、ロープや網なども多く回収し、1時間でゴミ袋60袋分の量となりました。気温も上がり汗が滲む中での活動でしたが、集まったゴミ袋の数を見ると達成感を感じられます。参加者はゴミの多さに驚きながらも「きれいになったね」と笑顔を見せていました。
今回初参加の男性(20代・札幌市)は「鳴り砂が環境のバロメーターと呼ばれていると初めて知った。想像よりもずっと多くのゴミが流れ着いていて、定期的な清掃が欠かせないと実感した。このような地元の方と触れ合いながら活動できる機会には、これからも積極的に参加していきたい」と話していました。

【北海道の自然を守るために 未来へつなげたい活】

参加者たちが懸命に清掃したイタンキ浜は、清掃前とは見違えるほどきれいになりました。きれいになった砂浜を早速歩いてみる参加者たち。参加した関係者は「地元以外の方が参加してくれる貴重な機会。もっといろいろな方にイタンキ浜の清掃活動について知っていただき、参加していただけたらと思います」と話していました。
鳴り砂を守ることは、私たちの住む環境を保護するだけでなく、貴重な自然の財産を未来に伝えることでもあります。道内各地の自然の魅力を探り、守ることの重要性を考える本プロジェクトは、今後も続いていきます。

◆主 催:室蘭イタンキ浜 鳴り砂を守る会
◆後 援:北海道新聞社

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