里山整備から目指す持続可能な地域づくりin太田川流域
山の元気は海の元気へ! 聖ヶ滝周辺の竹林整備編
【若者たち50人が参加「里山の自然を残したい」】
竹林整備を通じて環境保全を考えるイベントが11月29日、広島市安佐北区白木町の聖ケ滝周辺で開かれました。「里山の自然を残したい」「竹林整備を学びたい」と参加した若者たち約50人が、環境保全に取り組む一般社団法人ふるさと楽舎(同区)の指導を受け、竹林から倒れた竹を運び出して蒸し焼きにし、竹炭作りに挑戦しました。
【倒れた竹を運び出し切断作業1時間で250キロ処理】
同地区では寿命や積雪で倒れた竹が散乱。高齢化で整備が追いつかず、荒れた竹林が点在しています。倒竹は植物の成長を妨げ、生態系の乱れやイノシシなど獣による農作物被害にもつながります。参加者たちはヘルメットをかぶり、山道を約400メートル下って聖ケ滝周辺の約20アールの竹林へ。倒竹を運び出し、加工しやすいよう1メートルほどにのこぎりで切り分けていきました。「太い竹を切ると達成感がある」「林が明るくなっていくのがうれしい」と笑顔で約1時間作業し、約250キロの竹を処理しました。
【蒸し焼きにして竹炭作り脱炭素社会に向け貢献】
参加者たちは昼食後、近くの約15アールの休耕田に集まり、運び出した竹を炭化器で蒸し焼きにして竹炭作りを進めました。ふるさと楽舎の馬場田真一代表は「竹を炭にすれば炭素を長期間固定でき、脱炭素社会の実現に貢献できます」と説明。さらに竹炭の土壌改善効果にも触れ、「竹は多孔質で、炭にすると穴が広がります。土に混ぜると微生物が定着して有機物を分解。リンやケイ素などの栄養を、植物が吸収しやすくしてくれるので、土作りにも役立ちます」と話しました。
【休耕田に竹炭チップ散布稲作復活へ期待の声】
ふるさと楽舎のメンバーは、竹や木を粉砕するチッパーと呼ばれる機械を実際に動かしながら、竹炭チップの作り方を説明しました。参加者は、チップ化された竹炭を休耕田に散布し、活動を終えました。残った竹は、ふるさと楽舎が炭化して休耕田に混ぜ、来春復活する稲作に生かす計画です。参加者からは「自分たちの活動が実を結ぶのが楽しみ」といった期待の声が上がりました。最後に馬場田代表は、水田から流れ出た栄養は川を流れて海に注ぐことを説明し、「山と海はつながっています。これを踏まえて、今後も環境について考えていきましょう」と呼びかけました。参加者は「持続可能な里山の姿を考えるきっかけになった」「身近な自然を大切にしていきたい」などと、環境保全への意識を高めていました。
◆主 催:中国新聞社、一般社団法人 ふるさと楽舎
◆企画制作:中国新聞社 地域ビジネス局
守りたい自然を楽しむプロジェクトin広島
美しい!楽しい!! その感動を、あなたの子どもの世代にも!
【学生や家族連れら参加自然を守る大切さ学ぶ】
広島県の美しい自然を守る環境保全団体「みやじま未来ミーティング」と中国新聞社が主催する「TOYOTA SOCIAL FES‼ in広島」が10月14日、宮島(廿日市市)の包ケ浦海岸で開かれ、参加した学生や家族連れら約100人が清掃活動を行いました。この日は広島県内の海洋ゴミ削減を目指す官民組織「GREEN SEA 瀬戸内ひろしま・プラットフォーム」(GSHIP)の清掃活動も包ケ浦で行われ、計約200人が共同で作業。参加者は活動を通じ、自然を守る大切さを学びました。
【発泡スチロールが散乱1時間清掃 三つに分別】
包ケ浦海岸にはカキ養殖用のプラスチックパイプや発泡スチロールなどが散乱していました。プラスチックと発泡スチロール、缶、瓶の三つに分別しながら約1時間清掃。参加者からは「ポップコーンのような小さい発泡スチロールが多い」「拾うたびに自然を守ろうという気持ちが高まる」などの感想がありました。
【ゴミ約315㌔を収集活動の成果に驚きの声】
清掃が終わり、集まったゴミは30〜40㍑のゴミ袋で約150袋、合計約315㌔。参加者からは「1時間でこんなに集まり驚いた。活動の成果を実感した」などの声が上がりました。「みやじま未来ミーティング」代表の馬場田真一さんはゴミを手に取りながら「海にあるゴミの中には陸から川を伝って流れてくるものもあります。ゴミを正しく捨てるということを常に意識しましょう」と呼びかけました。
【参加者らの意識高まる「大きな志で取り組む」】
清掃活動を通じ、参加者は「多くの人に参加してもらい、現状を知ってほしい」「ゴミを拾うという小さな行動を、魚や海、人を守るといった大きな志で取り組みたい」などと意識を高めていました。馬場田さんは「環境に配慮した製品や活動が増える中、それらを学んだ上で自ら選び、購入や参加といった支援へと行動を移してほしい」と思いを語りました。支援によって取り組みが継続され、環境保護へとつながっていく。そんな循環型社会をみんなで築きたいと力を込めていました。宮島口しゃもじ広場ではトヨタの電気自動車のバッテリーを災害時などに電源として使う方法も紹介。参加者や訪れた人らの注目を集めていました。
◆主催:中国新聞社、みやじま未来ミーティング
◆協力:広島県(GSHIP)、一般社団法人 ふるさと楽舎
◆協賛:トヨタ自動車
海洋プラスチックゴミ問題について知ろう!削減しよう!!
拾って、学んで、環になって減らそう!!海洋プラゴミ!
【環境保全の大切さ 学生や家族連れら学ぶ】
広島県の美しい自然を守ろうと始まった環境保全活動TOYOTA SOCIAL FES‼ in広島が9月23日、宮島(廿日市市)の腰細浦海岸であり、砂浜の清掃とアクティビティーを実施しました。学生や家族連れら約100人が参加し、活動を通じて自然環境を守る大切さを学びました。ゲストとして、お笑いコンビ「メンバー」の山口提樹さんと潮圭太さんの2人が活動に参加。砂浜を舞台に漫才を披露し、会場を盛り上げました。
【缶やペットボトル散乱 宮島の砂浜 1時間清掃】
宮島口からチャーター船で腰細浦海岸へ。砂浜にはプラスチック製パイプや発泡スチロール、瓶、缶、ペットボトルなどが散乱していました。ゴミの種類別に六つに分別しながら約1時間清掃。参加者からは「想像よりゴミが多い」「船からはきれいに見えたのに」などの声が上がりました。「メンバー」の2人は「参加者の多さに驚きました。僕らのライブより多いですね」と笑いにつなげていました。また2人とも清掃活動への参加は初めてで、「ゴミを実際に拾うことで環境保全への意識が高まりました」と真剣な表情で話していました。
【ゴミ計120㌔を収集 「メンバー」が漫才披露】
昼食を取り、集めたゴミを計測した結果、計約120キロもありました。参加者からは「たった1時間の清掃でもこんなに拾えた」「今後も清掃活動に参加していきたい」などの声が上がりました。きれいになった砂浜ではアクティビティーとして「メンバー」が漫才を披露。キーボードを演奏しながら、環境保護などの言葉を笑いに絡めた巧みな歌ネタに、参加者は笑顔でうなずいていました。
【「環境に配慮し生活を」 参加者らの意識高まる】
清掃活動を通じ、参加者らは「一人一人が取り組めばゴミはもっと減らせる」「ゴミを減らすため、環境に配慮した生活を心掛けたい」などと意識を高めていました。活動を主催する「みやじま未来ミーティング」の馬場田真一さんは「普段から環境を守る意識を持ち、地域の清掃に参加するなどの活動を通じて仲間を増やしていきましょう」と力強く呼び掛けました。
◆主催:中国新聞社、みやじま未来ミーティング
◆協力:広島県(GSHIP)、一般社団法人 ふるさと楽舎
間伐材を使うクラフト体験や里山保全活動について触れ、県内材利用や里山保全を知る
山が元気だと、川も海も元気!
【家族連れ中心に47人 環境を守る大切さ学ぶ】
広島県の美しい自然を守ろうと始まった環境保全活動「TOYOTA SOCIAL FES!!」。今年は11月に「海と森を守る学びのプロジェクト」と題し、広島市安佐北区の里山にあるスポーツランドTAMADAで開かれ、家族連れを中心に47人が参加しました。
参加者は間伐材を使った丸太切り体験と環境保全についての講座、電源として利用できるトヨタのハイブリッドカー「アクア」のデモンストレーションを通じ、環境を守る大切さを学びました。
【間伐材の丸太切り体験 鍋敷きやコースターに】
丸太切り体験は広島県内で切り出したスギなどの間伐材や、台風などの影響で倒れた木の一部を回収して活用。参加者は長さ約2メートル、直径10センチ前後の木をのこぎりで3~5センチ幅に切って、鍋敷きやコースターを作りました。やすりをかけて匂いを嗅ぐ参加者もおり「切り口はスイカに似た甘い香りがした」などの声が上がっていました。
【瀬戸内海の「海洋ゴミ」 年間に4500トン流入】
講座は一般社団法人ふるさと楽舎(安佐北区)の馬場田真一代表が広島湾で回収した海洋ゴミを使って進めました。ペットボトルや弁当容器のほか、水田から流出したとみられる肥料のプラスチック殻を見せ「こんな物まで流されてきています」と伝えました。瀬戸内海の海洋ゴミの年間総流入量は約4500トンで、その66%が陸から流入していることや、ほとんどがプラスチックゴミであることなども話しました。環境保護のため、通常より少ないプラスチック量で作られた薄手のペットボトルなども紹介。社会の取り組みを知り、選ぶことの大切さを語りました。また、アクアのバッテリーを活用した実演では、照明や湯沸かし器、水をくみ上げるポンプなどを動かし、災害時などに電源として使う方法を紹介しました。
【自然を未来に残すため 現状知って行動しよう 物事を「選ぶ力」も大切】
活動を終えた参加者たちは「次世代のためにできるだけゴミを捨てない生活をしたい」「これからも自然環境について学びたい」など、環境保全の大切さを感じていました。馬場田さんは「豊かな自然を未来に残していくために、現状を知って学び、正しいと思う物事を選ぶ力を付けてほしい。みんなで行動に移しましょう」と呼び掛けました。
◆主 催:中国新聞社、一般社団法人ふるさと楽舎
◆協 力:大林地区連合自治会、大林愛林会、スポーツランドTAMADA、パパフレンド協会