FUKUI 福井 TOYOTA SOCIAL FES!! Presents 美しい海を未来につなげよう with 福井新聞社

美しい海を未来につなげよう 2024

最終レポート

海の豊かさを守ろう

REPORT
【海の生き物の多様性を 守るためにできること】

楽しみながら環境を守る意識を育てるイベント「TOYOTA SOCIAL FES!!」が、6月23日に開催されました。12回目となる今回は、北陸地方が梅雨入りした影響で、当日はあいにくの雨。予定されていた浜地海岸での清掃活動や地引網体験はできませんでしたが、場所を「越前松島水族館」に移し、約150名の子どもたちや保護者がプログラムに参加しました。

【みんなの力が ゴミを減らす】

開会式の後、松原館長より海の生物と環境に関する講座が開かれました。越前松島水族館では約300種・7000匹もの生き物を飼育しており、多種多様な生き物たちがいる環境を未来につなげる必要があること、しかし、数多くの生き物が絶滅の危機に瀕していることなどが語られ、参加者たちは熱心に耳を傾けました。続けて松原館長は、「生き物が絶滅してしまう原因の一つが、私たち人間が出すゴミ。一見美しい福井の海も浜辺を歩くと様々な種類のゴミが見つかる」と指摘。「みなさんが発信源となって、まわりの人たちへ環境を守る大切さを広め、今日からできることとしてゴミを減らすことから始めてほしい」と語りかけました。

【イルカショーを堪能、 エコなアートも体験】

環境への意識が高まった参加者たちは、水族館の見学や触れ合いを楽しみながら生き物の多様性を学びました。イルカショーでは、華麗なパフォーマンスを堪能。イルカたちが、ペットボトルの破片などが原因で衰弱してしまうことを聞き、海のゴミを減らす大切さを改めて感じていました。その後、ペットボトルのキャップを活用してアート作品を作るエコキャップアート作りを体験しました。今回は、福井の海にも生息する世界最大級のタコ「ミズダコ」がモチーフ。エコキャップアートには、環境を守ることに加え、キャップをリサイクルすることで発展途上国にポリオワクチンを寄付するという意義があります。

【みんなと楽しみながら 環境問題に取り組む】

エコキャップアートのレクチャーを受け、いよいよ作成スタート。設計図を見ながらパネルに色とりどりのキャップをはめ込み、ミズダコアートの完成を目指します。途中、間違いに気付いて修正したり、まわりと相談したりしてついに完成!参加者からは、「エコキャップアートを初めて体験できてよかった」「楽しみながらSDGsについて学べた」「今日をきっかけに、海の生き物を守るための活動を続けていきたい」といった感想が寄せられました。また、最初は難しく感じたエコキャップアートを、力を合わせて成し遂げられたことが嬉しいとの声もあり、みんなと一緒に環境のためにできることを考え、取り組むことの大切さを実感した様子でした。

◆主催:福井新聞社
◆共催:浜地里海を育てる会、みんなの海株式会社
◆協力:越前松島水族館、伸海エンジニアリング、浜地浜茶屋振興会

福井の美しい自然環境を保全する 2023

最終レポート

海の豊かさを守ろう

REPORT
【美しいみんなの海を 守り続けるために】

6月17日、風が気持ちよく吹き通る好天の中、坂井市三国町の浜地海岸でTOYOTA SOCIAL FES!!が開催されました。県外からも観光客が訪れ、福井の海は美しいと評判ですが、長年漂着ゴミや不法投棄などの問題に悩まされています。今回のイベントでは、そんな福井の海の現状を知り、未来のために何ができるのか考えます。昨年までは、コロナ禍の影響でオンライン開催もありましたが、今年は現地での実施となりました。

【海の現状と課題を学び、 みんなで清掃活動】

今年で11年目となるこのイベントでは、海について学ぶ講座と清掃活動、地引網体験が行われました。「越前松島水族館」の鈴木館長による海の環境講座では、浜辺に捨てられたゴミが環境にどう影響を及ぼすか、海の生き物の特徴を交えながら説明しました。「遊び好きなイルカは、海水を飲み吐きする遊びの中でビニールを誤飲してしまい、お腹に溜まることが原因で衰弱してしまう」など、実際に起きている問題を写真を見せながら取り上げ、参加者の環境意識を高めました。

【思い出に残る 清掃活動と地引網体験】

当日は子どもから大人まで約200名が参加し、いよいよ清掃活動がスタート。一見きれいに見える砂浜も、近づいて見るとマイクロプラスチックの小さなゴミや、漂着ゴミ、網の破片の漁業ゴミなど様々な種類のゴミが散らばっていました。大学生のグループは放棄された大きなタイヤを協力して拾ったり、子どもたちは自然と触れ合いながら楽しそうにゴミを拾ったりと、笑顔が絶えない清掃活動となりました。
清掃後は、伝統漁法「地引網」を体験。大きな鯛やカラフルな赤オコゼが取れ、子どもたちは越前松島水族館スタッフによる魚の解説を興味深く聞いていました。解説の後、魚の触れ合い体験があり、参加者たちは海の命を肌で感じていました。

【一人一人の行動と意識が 未来の美しい海へと 繋がっていく】

最後に記念撮影を行い、プログラムは終了。いっぱいになったゴミ袋がずらりと並び、海岸は清掃前と比べより美しく、安心して遊べる場所へと変わりました。参加した親子は「今年の夏は、きれいになったこの海で家族と遊びたい」と嬉しそうに語ります。また、子どもたちや高校生からは、「海がきれいになって嬉しい」「魚と触れ合えて楽しかった」「次に訪れた時もゴミを積極的に拾って、海の豊かさを守っていきたい」といった声が寄せられました。プログラムを通して、福井の海の現状を見て聞いて触れたことで、環境への意識が高まったという参加者が多く、海を美しく保つことの大切さを実感していました。

◆主 催:福井新聞社
◆共 催:浜地里海を育てる会
◆協 力:越前松島水族館、浜地浜茶屋振興会

福井の自然環境を保全する 2022

最終レポート

海の豊かさを守ろう

REPORT

【TSF!!2022】福井開催

【美しいみんなの海を守り続けるために】

6月25日、快晴の空の下、坂井市三国町の浜地海岸で「TOYOTA SOCIAL FES!!」が開催されました。美しいと評判の福井の海ですが、長年漂着ゴミや不法投棄などの問題に悩まされています。今回は、そんな海の現状を知り、福井の未来のために何ができるのかを考えていく活動です。昨年はコロナの影響でオンライン開催のみでしたが、今年は現地開催と併せてオンライン同時配信の実施となりました。

【海の現状と課題を学び 願いを込めたハマグリ】

今年で9年目となるこのイベントでは、海について学ぶ講座とハマグリの放流、清掃活動が行われました。「越前松島水族館」の鈴木館長による海の環境講座では、「ビニール袋を飲み込んでしまったウミガメなどの生物が、衰弱した姿で漂着しているところが福井の海で何度も発見されている」など、実際に直面している問題を学ぶことで、参加者の環境への意識を高めていきました。
環境講座の後は、キレイな海でしか育たないといわれるハマグリを参加者全員で海へ放流。大きく育つことを願った後、浜辺の清掃活動に移りました。

【思い出深い海で 笑顔溢れる清掃活動】

いよいよ清掃活動がスタート。ビニール袋を片手に、ストローなどのプラスチックごみや木片などを丁寧に拾い集めていきます。砂浜を走り回る子どもや、拾ったゴミを見せ合う学生など、炎天下にも関わらず笑顔が絶えない参加者たち。ゼミ仲間と初めて参加したという大学生は、「子どもの頃から遊びに来ている、思い入れのある海水浴場なので、自分たちの手で守っていきたい」と汗を流していました。

【環境から目を背けない 1人1人の取り組みが 美しい海を守り続ける】

最後に記念撮影を行い、この日のプログラムは終了。清掃前のキレイに見えていた浜辺にもたくさんのゴミが散らばっていましたが、帰路につく頃には、美しい景観へと変わっていました。参加者からは、「こんなに大人数でのイベントは久しぶりで楽しかった。来年も参加したい」「ウミガメなどの生物の現状が知れて良かった。これからは環境のためにも絶対に海にゴミを残さない」「細かいゴミが多かった。1人では気付けないことも、みんなで取り組んでいけば浜辺は必ずキレイになると思う」といった感想があり、楽しみながら環境への意識を高めているようでした。

◆主 催:福井新聞社
◆共 催:浜地里海を育てる会
◆協 力:越前松島水族館、浜地浜茶屋振興会、仁愛大学

福井の美しい自然環境を保全する 2021

最終レポート

海の環境について学ぼう

REPORT

【TSF!!2021】福井開催

【海の環境保全の重要性を学ぶ】

11月27日、福井県でのTOYOTA SOCIAL FES!! は越前松島水族館を舞台に開催しました。今年はコロナの影響で、初のオンラインのみでの開催となりましたが、応募した県内外の親子ら約120人が参加。当日は雨天でしたが、配信中は雨も上がりました。

【海のごみ問題の実情を知ってほしい】

今回は、越前松島水族館の鈴木館長が河川のごみが海に流れつく現状を紹介し、道端のごみも側溝から川に流れ出てしまっている実情を話してくれました。ウミガメやマンボウがクラゲと間違えてビニールを食べてしまうことで生態系に影響が出ていること、プラスチックごみが5mm以下になったマイクロプラスチックを魚が食べると、食物連鎖で人間にも影響があることを教えてくれました。その他、水族館ツアーと参加者限定のナイトイルカショーも開催しました。

【”じぶんごと”として考えよう】

これまで福井県内各地で水に関する環境保全活動を行ったり、浜地海水浴場と三国サンセットビーチの清掃活動などを実施し、参加者の皆さんに環境保全の必要性を伝えてきました。環境問題と聞くと、大きなテーマに感じてどこか他人事と感じてしまいますが、一人ひとりが自分事として受け止めることで大きな広がりになると信じています。この活動をきっかけに、いろんな場所で環境を良くしようと心がけてもらえたら嬉しいです。

【オンライン開催だからこそ学べた人もいます】

福井県の現地からは参加者のいないTOYOTA SOCIAL FES!! でしたが、オンラインだからこそ参加してくれた方もたくさんいました。一部の参加者の方からは、いつもは会場が遠く実際には参加できなかったが、今回は自宅から福井の海の環境について学べる体験ができて良かったという声も。

【クルマde給電ってすごい】

今回は、プログラムの最後に参加者限定のナイトイルカショーを開催しました。そこで給電対応車の新型アクアを使って音楽を流すパフォーマンスを行いました。車が電源となり、イルカたちがダンスする音楽を流す試みは越前松島水族館初の試みであり、貴重な体験になりました。もしもの停電や災害、日常のキャンプ時など、緊急時から日常使いまで、たくさん活躍する次世代車について楽しんで学べてもらえたなら嬉しいです。

【福井の環境を守り続けたい】

小さな活動から、大きな繋がりを作りたい。私たちの想いはこれからも変わりません。これからもこのような環境保全活動を通して、この繋がりが少しずつ大きくなるためのお手伝いを続けていきたいですね。参加してくださったみなさん、ありがとうございました!

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