環境問題を考えよう
カードゲームでSDGsとプラスチックごみの削減について学ぼう

【ボードゲームを通じて環境問題を考える】
当初9月に開催の予定だったTOYOTA SOCIAL FES!!。前日からの大雨により中止を余儀なくされ、プログラムを大きく変更して11月10日に開催しました。主催は、一般社団法人あきた地球環境会議。同法人の理事で事務局長の福岡真理子さんによる持続可能な開発目標(SDGs)についての講義の後、対話と協働を通じて楽しく環境問題とプラスチックごみ削減について学ぶボードゲームを使って、環境問題について考えました。

【SDGsの目標を解説海洋問題とプラごみ】
当日は約60名が参加。福岡理事による講義では、海洋ごみが増えると魚を介して人間の食にも悪影響が出る恐れがあることなどの解説が行われ、SDGsの17個のゴールについて、理解を深めました。地球規模の話だけでなく、秋田県内での整備が進む洋上風力発電施設にも触れながらの講義となり、身近な施設との関わりを感じることで、SDGsを自分ごととして捉え、考える契機となりました。

【協力してプラごみ削減ボードゲームで学ぶ】
講義終了後、参加者は6つの班に分かれ、秋田中央高校教員の東海林拓郎さんの進行のもと、秋田県立大学の学生とともに、秋田中央高生とマレーシアの高校生が作成した環境問題を学べるボードゲームを体験しました。ゲームではボルネオ島を舞台に、1トンのプラスチックごみの削減を目指します。参加者にはゲーム内でユーチューバー、行政、市民、企業、研究機関、NGOのいずれかの役割を与えられ、その役割の中でそれぞれがカードを使って行動を決定するルール。協力してプラスチックごみの削減を進めていきました。参加者からは、「実生活でも自分のできることを考え、プラスチックごみの削減を実践したい」といった声が聞かれました。

【楽しみながら得た学び開催できたことに感謝】
今回、9月に予定していたプログラムから大幅に変更となりましたが、参加者の皆さんの前向きな取り組みにより、充実した内容となりました。講義・ボードゲームを通じて、前述の参加者の方の声にもあったように、環境問題について考え、生活の中でプラスチックごみの削減への取り組みにつながる、そんな期待の持てるフェスの風景でした。今後も皆さんと楽しみながら、学びを得られるようなフェスを開催していきます。参加者の皆さん、ありがとうございました!

◆主 催:一般社団法人あきた地球環境会議
◆後 援:秋田魁新報社
カヌーで水と親しみ、能代エナジアムパークでエネルギーについて学ぶ
水と親しみ、エネルギーについて学び、地球の未来について考えよう

【カヌーで水と触れ合い エネルギーについて学ぶ】
秋田県内では3年ぶりの開催となった昨年に続き、無事今年も開催の運びとなったTOYOTA SOCIAL FES‼。主催者は、カヌーを通して秋田の豊かな水辺の保全を人々に伝えているNPO法人秋田パドラーズ。参加者の皆さんには、米代川の河口付近でのカヌー体験で水と触れ合いながら、能代エナジアムパークでエネルギーについて学んでもらいました。また、エネルギーの活用方法として、災害時の車からの給電についてもトヨタ販売店などの方々が実演しました。

【パドル扱いに苦労も 次第に慣れ右へ左へ】
今回は能代市の米代川と能代エナジアムパークを会場に開催。秋晴れのすがすがしい天候のなか、40名の参加者が集まりました。参加者を2つの班に分け、米代川でのカヌー体験、能代エナジアムパークでの学習、車からの給電実演の見学を行いました。カヌー体験では、秋田パドラーズのレクチャーを受け、ライフジャケットを着用し、いよいよ水面へ。パドルを操りカヌーを動かす独特の感覚に、初めは四苦八苦していた参加者の皆さんでしたが、次第に慣れてくると右へ左へ楽しそうに動き回っていました。カヌーを降りる際、「楽しかった!」という声があちこちから聞こえてきたのが印象的でした。

【発電所の排熱を利用 多様な植物に驚き】
能代エナジアムパークには、火力発電所の排熱を利用した熱帯植物園があります。日本ではなかなか見られない、パイナップルなどのフルーツがなっている様子など、南国のジャングルさながらの独特な空間には驚かされました。ほかにも大昔から現在に至るまでの地球の歴史やエネルギーの生い立ちなど、エネルギーのこれからを考えるために過去を知り、今を知る貴重な機会となったようで、参加者からは「エネルギーについてもっと知りたい」との声が聞かれました。

【エネルギーについて 考え、知る機会に 開催できたことに感謝】
カヌーで自然と楽しく触れ合いながら、エネルギーの活用について知り、これまでの、そしてこれからのエネルギーについて考える良い機会になったのではないでしょうか。今後も自然と親しみつつ、学びを提供するフェスでありたいと思います。参加者の皆さん、ありがとうございました!

◆主催 :NPO法人 秋田パドラーズ
◆後援 :秋田魁新報社
カヌーで水と親しみ、白瀬矗を通じて南極を学び、自然への理解を深めよう
水と親しみ、南極を学び、さまざまな自然について学ぼう

【県内では3年ぶりの開催 カヌー体験と南極学習】
2020年、2021年の2年間、新型コロナウイルスの影響により秋田県内での開催ができなかったTOYOTA SOCIAL FES‼。県内では3年ぶりの開催となりました。参加者の皆さんには、カヌーを通して秋田の豊かな水辺の保全を人々に伝えている秋田パドラーズとともに、カヌー体験で自然と親しみながら、白瀬南極探検隊記念館で南極について学んでもらいました。

【パドル扱いに苦労も 慣れてしまえばお手のもの】
今回はにかほ市黒川の竹嶋潟と白瀬南極探検隊記念館を会場に開催。秋晴れのすがすがしい天候のなか、約100名の参加者が集まりました。参加者を3つの班に分け、竹嶋潟でのカヌー体験、白瀬南極探検隊記念館の見学、同館内でのビデオ学習を行いました。カヌー体験では、秋田パドラーズのレクチャーを受け、ライフジャケットを着用し、いよいよ水面へ。パドルを操りカヌーを動かす独特の感覚に、初めは四苦八苦していた参加者の皆さんでしたが、次第に慣れてくると右へ左へ楽しそうに動き回っていました。カヌーを降りる際「楽しかった!」という声があちこちから聞こえてきたのが印象的でした。

【明治時代の南極探検 その壮絶さとは】
白瀬南極探検隊記念館では、にかほ市出身の南極探検家・白瀬矗による南極探検について、さまざまな展示資料の見学とビデオ視聴で学習しました。明治時代の末期、南極点を目指した探検隊の壮大な冒険、また白瀬自身の壮絶な人生について理解を深めた様子でした。また、記念館スタッフの方の計らいで、実際に南極で採取された氷に触れる貴重な機会にも恵まれました。

【楽しくも厳しい自然 学びのあるフェス 開催できたことに感謝】
今回、カヌー体験で自然を楽しみながらも、探検隊の壮絶な冒険を目にしたことで、南極の吹雪のような厳しい姿もまた自然であることを学ぶ良い機会になったようです。参加者からは「自然の楽しさと怖さ、両方を知れてよかった」との声が聞かれました。自然と親しむことで、表裏一体の性質をさらに広めるような活動を今後もしていきたいと考えています。また、新型コロナウイルスの影響が残る中、無事フェスを開催できたことに感謝したいと思います。

◆主 催:NPO法人 秋田パドラーズ
◆後 援:秋田魁新報社、にかほ市